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平成30年11月27日

知事定例記者会見

知事定例会見録

平 成30年11月22日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

・英国パラスイミングチームの東京パラリンピック事前キャンプの実施決定(発表)
「KIKKOMAN LIVE KITCHEN TOKYO featuring(キッコーマン ライブキッチン 東京 フィーチャリング)三重」の開催(発表)
・「Cotti菜4周年&10万人突破ありがとうフェア」の開催(発表)

 質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・タイ・シンガポール訪問の成果
・消費税の増税対策
・水力電気事業会計の清算
・平成31年4月18日の行幸啓
・松阪市の中部国際空港ターミナル埠頭の跡地利用
・明和町長選の結果
・ゆるきゃらグランプリの結果
・知事の進退

発表項目

(知事)今日は3つ発表したいと思います。まず1つが、英国パラスイミングチームの東京パラリンピック事前キャンプの実施決定についてであります。このたび、本県と英国パラスイミングチームとの間で、東京パラリンピックの事前キャンプの実施が合意されましたので発表します。はじめに、英国パラスイミングチームが本県で事前キャンプを実施するに至った経緯について、少しご説明します。県では、障がい者スポーツへの参加意欲の向上や、県民の障がい者に対する理解促進を目的として、東京パラリンピックに向けた事前キャンプ地誘致に取り組んでおり、競技団体を通じ、さまざまな機会を捉えてPRを行ってきました。そのような中、平成27年度から3か年にわたりパラ水泳の日本代表選手の合宿を受け入れてきた実績が評価され、本年9月、英国パラスイミングチームに来県いただき、県営鈴鹿スポーツガーデンにおいて、東京パラリンピック競技大会の事前キャンプ地選定の視察を兼ねた合宿を実施していただきました。その後、11月に英国パラスイミングチームより、「鈴鹿スポーツガーデンは私達のチームにとって完璧な施設。加えて、三重県の皆さんのおもてなしに非常に感動しました。私達は、選手のために最適な環境を得るべく、三重県とともに活動を続けることができると確信しています。」との公式コメントをいただき、本日の発表に至ったところです。キャンプの実施場所である県営鈴鹿スポーツガーデン水泳場は、水泳競技としては国内で2カ所しかないJOC認定の強化指定センターであり、英国チームの皆さんに使っていただくには自信をもって提供できる施設であると考えています。それではこの度、合意に至りましたキャンプの概要を申し上げます。英国パラスイミングチームは、2019年及び2020年の2カ年にわたり、県営鈴鹿スポーツガーデンで2つの大会の事前キャンプを実施します。1つは「2019ジャパンパラ水泳競技大会に向けた事前キャンプ」です。2019年9月に実施し、期間は10日間程度、参加人数は選手・スタッフを含めて25名から30名程度です。もう1つは「東京パラリンピック競技大会に向けた事前キャンプ」です。2020年8月に実施し、期間は2週間程度、参加人数は選手・スタッフを含めて45名程度です。東京パラリンピック競技大会における海外競技団体の事前キャンプの誘致決定は、本県では今回が初であり、大変うれしく思っています。今回の誘致決定を契機として、今年12月1日、2日に県営鈴鹿スポーツガーデンで開催される「第35回日本パラ水泳選手権大会」をはじめ、県内で開催される大会や事前キャンプ等を県民の皆さんに応援していただくとともに、選手の技術や力強さに驚きと感動を得ていただくことで、障がい者や障がい者スポーツに対する理解が促進されることを期待しています。また、来県された海外競技団体と県内の選手・指導者との交流を進め、競技力のレベルアップにもつなげていきたいと考えています。県としましては、今後、英国パラスイミングチームと連携を密にし、受入準備をしっかりと進めていくとともに、市町や関係団体、県民の皆さんと一丸となって、三重県から東京オリンピック・パラリンピック競技大会を盛り上げてまいります。
 
2つ目です。「KIKKOMAN LIVE KITCHEN TOKYO featuring(キッコーマン ライブキッチン 東京 フィーチャリング)三重」の開催についてです。東京オリンピック・パラリンピック大会を契機とした県産農林水産品の販売拡大をめざす取組の一環として、12月10日から、大会スポンサーであるキッコーマンがプロデュースする東京・有楽町のライブレストランにて、三重県の全面協力のもと「キッコーマン ライブキッチン 東京 フィーチャリング 三重」が開催されます。「キッコーマン ライブキッチン 東京」は、日本人や訪日・在日の外国人など世界中の方々に楽しんでいただけるよう、国内外で活躍する有名シェフ複数人がタッグを組み、「融合」をテーマに開発したコース料理を、実演やトークと一緒に楽しむことができるレストランで、今月1日にオープンしました。この新しいスタイルのレストランで、クリスマスや年末を迎える12月に、伊勢えび、松阪牛、結びの神など、県産食材を使ったスペシャルメニューが提供されます。メニューを監修するのは、テレビ番組「料理の鉄人」に初代フレンチの鉄人として出演していた、フランス料理レストラン「クイーン・アリス」の 石鍋裕シェフと、昨年11月にトランプ大統領が来日した際、三重県産伊勢えびを使って会食が行われた「銀座うかい亭」などの一流レストランを展開する「うかいグループ」の紺野俊也シェフです。料理ライブでは、実演と合わせて、県産食材の生産過程や生産者の思いを紹介する映像をご覧いただくとともに、シェフから食材の特性やその特性の引き出し方などを紹介していただき、週末には、伊勢茶や日本酒の県内生産者から商品の紹介と来店者へのふるまいが行われます。その他にも、レストラン併設のショップでは、使用食材にまつわる加工食品や工芸品を販売するなど、店内の至るところで県産品や料理のストーリーを体感していただける仕掛けとなっています。また、初日の12月10日には、私とキッコーマンの常務執行役員、2名の監修シェフによる記者会見を開催し、提供メニューとともに県産品のPRを行う予定です。県では、先月、首都圏の食関係事業者や大会スポンサーなどを対象とした「極上の饗宴・三重県レセプション in 帝国ホテル東京」を開催したところです。大会スポンサーと連携した取組をレセプションの次に続く重要な一手として位置付け、キッコーマンとの連携を図ってきました。三重ブランド、みえジビエなどについて、お客様へストーリーをしっかりと伝えらえるよう準備を進めてまいりました。県としましては、今回のライブキッチンを全力で支援し、成功に導くことで、キッコーマンとの信頼関係をより強固にするとともに、「ライブキッチン 東京」を訪れる方々の県産品に関する認知度や評価を高め、今後の大会関連イベントでの県産品の活用や国内外への販路拡大などを進め、「みえの食」の活性化につなげていきたいと思います。
 
最後、3つ目です。Cotti菜4周年と10万人突破ありがとうフェアについてです。障がい者の働く姿を発信し、就労における実習の場である「ステップアップカフェ『Cotti菜』」の来店者数が、平成26年のオープン以来、10月30日で10万人を突破しました。10万人突破と、来月に迎えるオープン4周年を記念し、これまで応援していただいたお客様への感謝を込めて、12月4日から24日まで「Cotti菜4周年&10万人突破ありがとうフェア」を開催します。フェアでは、キャンペーン期間中にCotti菜で食事やドリンクをご注文いただいた方の中から抽選で、「M.I.E(ミー)ブランド」のバッグや「伊賀米」、「地ビール詰め合わせ」など、県内協力企業の提供による豪華賞品をプレゼントします。また、県内特別支援学校とのコラボ企画として、人気メニューであるCotti菜カレーを、特別支援学校高等部の生徒が作った、色、形、大きさがそれぞれ異なる「特製カレー皿」で提供いたします。その他にも、特別にプチデザートの付いた「キャンペーン特製ランチ」の提供や、皆さんからのCotti菜メッセージのSNSでの募集などを行います。これ、Cotti菜SNS、これですね。ここから顔を出してもらって、写真撮って、ここにホワイトボードにメッセージを書いてもらって、そういうようにこれを使ってもらうやつですね。「Cotti菜」は、県民総参加で障がい者雇用を推進するという目的のもと、社会福祉法人「朋友」(ほうゆう)と県が連携して運営しています。農福連携により生産された新鮮な野菜を使った料理やスタッフの丁寧な接客が好評で、初年度から多くのお客様にご利用いただき、私の元にも、「ランチはおいしく、スタッフのサービスは笑顔で心がこもっている」といった声がたくさん届いています。オープン以来10万人ものお客様にご来店いただいたのは、ここで働く障がい者スタッフの皆さんや運営事業者である社会福祉法人朋友の皆さんのご努力の賜物であり、Cotti菜をこれまであたたかく見守り、応援してくださった多くの県民の皆さんのおかげであります。また、三重県政記者クラブ、第2県政記者クラブの皆様にも温かい目線で取材をいただき、情報発信をしていただきました。あらためて皆様に感謝を申し上げます。Cotti菜は、オープン以来、県内での障がい者雇用の機運醸成や理解促進に大きな役割を果たしてきました。日常的にご来店いただくお客様がたくさんいらっしゃることが、カフェへの評価そのものであり、それこそが、ここで働く障がい者スタッフの励みとなります。このフェアが、Cotti菜をこれまでご存じなかった方々にもご来店いただく機会となり、障がい者雇用に対する理解がさらに広がっていくよう、関係者の皆様とともに精一杯盛り上げてまいりたいと思いますので、引き続き皆様のご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
 
発表項目等に関する質疑
○英国パラスイミングチームの東京パラリンピック事前キャンプの実施決定(発表)
(質)そうしましたら幹事社から順番にお伺いします。まずイギリスのパラスイミングチームですけれども、これまで県が働きかけてきた誘致活動の一定の成果だと思うんですけども、今後も他の施設も含めて働きかけが続くと思うんですが、この鈴鹿の施設に関しては、これで一応一段落というか、ここに決まりということでいいですか。
(答)鈴鹿はこのオリンピックでカナダのシンクロチームもやって、ちょっと空けてこのパラスイミングが来ますんで、本番の使用のことを考えればこの鈴鹿のプールは、もう少し打留めというか、この2つのおもてなしに全力を挙げるということになると思いますけど、その他県内の施設などについては、引き続きまだ誘致、オリもパラも続けているものもありますので、まだ今後の状況次第ということですね。
 
(質)整理しますと、今おっしゃった分だけが県として今決まっている分で。
(答)あと四日市の体操ですね。四日市のカナダの体操と、オリンピックね。鈴鹿のオリンピックのアーティスティックスイミング。それからパラリンピックのこの英国スイミング、英国パラスイミング、この3つです。正式決定しているのは。
 
(質)一番今回の決定打になったのはやっぱり施設の先進性というところなんでしょうか。
(答)おっしゃるとおりですね。我々もこのパラスイミングチームが終わった後、私どもも面会をさせていただきましたけども、やはり非常に施設に対する評価が高かったです。その練習場所と宿泊施設との距離が近い、大変便利だということとか、水泳場がとても開放的な造りになっていて、全面ガラス張りで外光が差し込みますので、選手の練習環境に良いとか、食事も和食を食べやすくアレンジしてくれてるとか、あるいは水泳場、宿泊施設、トイレなどの設備がとても清潔で、スリッパに履き替える文化はイギリスにはないので、イギリスにおいても参考にしたいとか、そういう施設に対する評価、あとその幾つか宿泊施設の中でWiFiがちょっと足りない所とかあったんで、それを要望いただいたんですけども、それも今度来ていただく時までには設置する予定でおりますので、そういうこっちの努力というか姿勢というか、そういうこともご評価いただいたんだと思います。
 
○「KIKKOMAN LIVE KITCHEN TOKYO featuring(キッコーマン ライブキッチン 東京 フィーチャリング)三重」の開催(発表)
(質)次にライブキッチンのほうですけど、これ有楽町に出来立てほやほやの所だと認識していますが、こういうイベントをやるのは三重が初めてになるんですかね。
(答)今月グランドオープンで、京都がやります。来月うちがやります。1月は北海道がやります。ここまで決まっててあとはどうなるか分からないという状況なので、うちが2番目ということですね。京都、三重、北海道、なんですけども、うち的にはクリスマスとか、お正月とか、お正月というか年末とか、こういう特別な時期にやらしてもらえるという、特別な時期やから特別な場所に行ってみようという時にやらしてもらえるというのは、非常にありがたい選定をいただいたなというふうに思いますね。
 
(質)知事の記者会見って、いつっておっしゃいました。
(答)12月10日ですね、初日の10日です。
 
(質)高級ホテルへの売り込みですとか、いろいろやってますけども、今回のも、そのこれまで売り込み頑張ってきた成果で、売り込み頑張ったということなのか、逆に向こうからオファーが三重県にあったのか。どんな感じなんでしょうか。
(答)キッコーマン、いろんな要素があって、もちろん職員も一生懸命営業してくれましたけれども、あと私が数年前にキッコーマンの役員の方とお知り合いになって、そもそも食材の販路拡大の話をしていた時にこういうのができるねんけどという話もいただいたりとか、あとはそして職員のメンバーがこのキッコーマンそのものが、さっきも言いましたように東京オリンピック・パラリンピックのオフィシャルスポンサーなので、大会スポンサーなので、いろんな大会運営に影響力をお持ちなわけなので、何とかキッコーマンと関係を作りたいということで一生懸命営業したこともあって、いろいろ重なり合って今回の実現に至ったというふうに思っています。
 
(質)何かAIの翻訳機を入れてとか、何かいろいろ聞きますけど。
(答)そうそう、テレビでもやってましたけど、非常に注目を浴びているのでこういう所でやれるのは面白いなと思いますね。
 
○「Cotti菜4周年&10万人突破ありがとうフェア」の開催(発表)
(質)3つ目のCotti菜です。今回その商品を提供される会社というのは、もともとその運営をサポートしている企業ということですか。
(答)そうですね。三重県障がい者雇用推進協議会の、そもそもステップアップカフェとかの議論をしてもらっていた、そういう協議会の委員の関係の方々とか、ほか日ごろから経営者協会さんとかにもお世話になっているので、そういう皆さんからの関係とか、そのあたりでご協力いただきました。
 
(質)社会に参加してもらうためにという主旨なんですけども、数字だけの問題ではありませんけども、この4年間何人ぐらいの障がい者の方が、この運営というかスタッフとして関わって、どれぐらいの方が実際に社会参加に成功されているのか、そういう数字は何かありますか。
(答)実際にスタッフから一般の就労にいっているのは、この時点では3人で、この年内には多分あと2人決まると思います。ずっと最初からの経緯とかの関係で申し上げれば、このステップアップカフェって付けているのは、障がい者の皆さんがステップアップしてもらうためだけのものではなくて、地域社会全体が障がい者を理解するというようなことについてステップアップするということなので、例えばここはステップアップ大学っていって、障がい者の当事者の方が障がいをお持ちでない方々にいろんなことを教える、障がいをお持ちでない方がいろいろ学ぶ、そういうようなこともやったり、展示商品のいろんな福祉事業所の展示とかもやらしてもらってますんで、もちろんステップアップし一般就労に繋がるというのは大変重要なことでありますけども、それ以外もいろんな効果を期待している施設であるということはご理解いただけるとありがたいと思います。
 
○英国パラスイミングチームの東京パラリンピック事前キャンプの実施決定(発表)
(質)パラ水泳の関係なんですけども、細かくて聞き流していたら申し訳ないんですが、締結式みたいな、合宿のきちんと正式に締結式みたいなのっていうのはやられるんですか。
(答)やる予定で今調整をしてますけども、向こうさんとの関係もあるので、年内ぐらいにできればなと思っていますけど、どういう方式でやるかというのはちょっとまだ決まってないです。こっちとしては年内ぐらいをめどにやりたいというふうに思っています。
 
(質)費用負担みたいなのもその辺あたりまでに決めるんですか。
(答)費用負担はあれやろ、合意の中では決まってるんやな。
(答:子ども・福祉部)はい、大筋決まっておりまして、細部について調整しているところでございます。
 
○「KIKKOMAN LIVE KITCHEN TOKYO featuring(キッコーマン ライブキッチン 東京 フィーチャリング)三重」の開催(発表)
(質)キッコーマンのほうなんですけれども、東京オリパラを契機とした販売拡大の取組の一環ということだと思うんですけども、東京オリンピック・パラリンピックの例えば食堂なんかでも県産食材の売り込みの手応え、今のところどういうふうに考えていらっしゃいますか。
(答)まだそのこういうのが決まりました、とかいうのに僕はまだその情報に接してないので、手応えは職員のほうがいろいろ良く知ってるかもしれませんけれども、この前うちが帝国ホテルでやった時も、県産というのは表示したりしますよとか、そういうことをオリパラの委員会の皆さんからも話ありましたんで、良い方向には進んでいるのではないかと思いますが、まだ何かこれが決まりましたというのは無いので、まだこれからだと思いますけどね。でもそんな悠長にしていられるものでもないと思うので、しっかり集中的に取り組んでいきたいと思います。
 
○英国パラスイミングチームの東京パラリンピック事前キャンプの実施決定(発表)
(質)パラスイミングの関係なんですけど、先ほどWⅰFⅰの整備の要望があったという話で、整備をされるということだと思うんですけど、他に要望があった以外にこういった面を施設面の充実で考えているということがあったら教えてください。
(答)要望があったこと以外でですか。
 
(質)はい。
(答)要望があったこと以外では、移動式のスロープ、水泳場の移動式のスロープは向こうの要望か、これ。
(答:子ども・福祉部)9月に実施された合宿では、車いすの方がみえておりませんでして、今後車いすの方もおみえになりますので、そういったことに対応できるような形で整備のことを考えていきます。
(答)向こうからの要望とかの移動式のスロープとか、あと段差解消とか、そういうのは、あとさっきの宿泊施設のWiFiとかやりますけど、あとは車いすの方との関係で向こうの要望があればまたやる予定です。
 
(質)決まったとこで恐縮なんですけど、施設面の整備でいくらぐらいの予算というかお金、準備費用として見込んでいらっしゃるかとかありますか。
(答)整備のやつが入っているのか分かりませんけど、あとで事務方に聞いてもらったらいいと思うんですが、来年度の、これまだ僕が査定してませんが、三重県の費用負担として来年は680万円を要求していると、部は要求していると聞いています。これいろいろ施設使用料とか、移送費用とか、警備員配置とか、そういうのをいろいろ地域の交流とかそういうのも全部入れてということです。
 
(質)繰り返しになるんですけども、あらためて、このパラスイミングチームを誘致したことによる今後の期待というか、そのあたりもう一度お願いできますか。
(答)障がい者の方々のスポーツに取り組む割合というのは、まだ少ない状況にあったり、スポーツをやってみたいなと思っていても、一歩踏み出せなかったりされる方々もいらっしゃいますので、何かこういうふうに練習を進めたらいいのかとか、スポーツって楽しいなっていうことを障がい者の皆さんにも知っていただいたいと思いますのと、あとは障がいをお持ちでない方であっても、こんな凄い技やスピードを持つアスリートたちがいるのかということを大いに理解をして、共生していく社会に進んでいくようなきっかけになればなというふうに思います。僕は、いろいろありますけども、水泳やってみたいなと思うような障がいを持っている子たちが頑張ってみようと思ってくれたりするのが一番嬉しいと思いますし、あと何ていうんですかね、もう本当にいつ誰が、例えば交通事故とかで足を切断し、その障がいを持ちながら生活する、生活になるか分かんないので、みんなが当事者意識を持ってこうやって頑張っている人たちがいるというのを多くの人に見てほしいなと思いますけどね。あとはうちの施設とか、おもてなしとかそういうののレベルアップをしていきたいと思いますね。
 
(質)ちょっと細かいかもしれないですけど、2019年9月の日程の事前キャンプのほうのジャパンパラ水泳競技大会というのは、これは国際大会に位置付けていいんですか。
(答)どうなんですか。
(答:子ども・福祉部)横浜市で開催されると聞いておりまして、日本の全国大会、オープン参加で参加されるというふうに聞いています。
 
(質)国際大会とはまた違うと。
(答:子ども・福祉部)そうです。
 
(質)関連で、まだ他にも誘致を諦めてないというお話でした。それに対する意気込みというか、抱負をお聞かせいただけますか。
(答)大分絞り込んでいますので、薄く広くというよりは、かなり交渉が進んでいるやつが幾つかありますので、それを最後決定できるように取り組んでいきたいというふうに思いますし、そんな残りたくさんではありませんので集中して、ここのパラスイミング見ていただいても分かりますように大体前年に1回来て本番を迎えるというのが多いので、そういう意味では勝負の時期は限られていますから、関係する市町の皆さん、競技団体の皆さんと一緒になって取り組んでいきたいと思います。一方でこういう形で決まってきたものをどう生かしていくか、次のスポーツ、あるいは地域での国際交流、四日市さんとか例えばホストタウンにもなってもらってますし、鈴鹿市さんもホストタウンを検討していただいていると聞いていますので、そういう地域の交流にどう結び付けていくか。新しいものも取るのも努力しますけれども、決まったものをどう交流に結び付けるかということもしっかり努力していきたいと思います。
 
その他の項目に関する質疑
○タイ・シンガポール訪問の成果
(質)では発表項目以外で幹事社から2つお伺いします。ちょっと前回から、この間、外遊ですとか国への要望とかでご不在多かったので、繰り返しみたいなことになるかもしれません。昨日の議会でもおっしゃってましたけど、タイとシンガポールを訪問されまして、その成果みたいなことなんですけど、例えば活カキの輸出について、早ければ今シーズン中にもという話で、手続きもだいぶ進みそうなお話でしたけども、実際に僕らが、いつこう、行きますという、取材をさせてもらえるのか、その辺の具体的なことも含めて、今回の外遊の全体の評価みたいなことをお願いします。
(答)今回のタイ・シンガポールの訪問については、非常に具体的な成果があった、そういうミッションであったというように思っています。大きく分かりやすいのを3つ申し上げれば、1つはイノベーションセンター、これの開所に、この7月にソムキット副首相が来られて4カ月という中で、タイ国家食品研究所の中にオープンできたということは非常に良かったと思います。さらには、それにちょっと付随してですけども、そのイノベーションセンターに付随してですが、少し提案説明でも申し上げましたけども、ソムキット副首相が2日間、三重県のイベントにずっとお見えでしたので、例えば同時期には福井県の西川知事も行かれてましたし、我々の直後には北海道の高橋知事もおみえになるようなんですが、現地の大使やJETRO関係者などからも「2日間もソムキット副首相がいるのはかなり異例中の異例だ。」ということで、「三重県への期待が高いのではないか。」ということをおっしゃっていただいた、まあこういうことでやっぱり、私も今回でタイ訪問5回目ですけども、そういう積み重ね、そういうのが非常に、僕だけじゃなくて職員のメンバーの現地関係者の皆さんとの連携とか、そういうのが積み重なっているなあというのを実感しました。それが1つ目。2つ目はかんきつですけれども、合同検査については前向きに検討しているという、少し詳細は今はまだ申し上げられませんけれども、そういう前向きな回答を受けて、大臣も目の前でむしゃむしゃとうちのみかんをおいしそうに食べて、おいしいと言ってましたので、そういう前向きな回答を得たと。それから3つ目は、やはり何と言ってもシンガポールの活カキ輸出ですね。シンガポールに限ってですけども日本初ということで、この輸出のために必要な、衛生管理プログラムというものが大半を占めますので、これが認められたという、現地に行って承認を伝えられたというのは非常に大きかったと思います。あとは、「このカキは誰々が作って、どんなカキで、こういうふうに保存しました、それを以上、証明します。」みたいな様式を、証明書を作る協議をするんですけども、それも向こうから提示があって、こういう項目を入れてくれという提示が向こうからあって、あとはもううちの、日本政府が、農水省と水産庁がいかに早く判断してくれるかという状況なので。もう向こうは「この項目が入っていたらいいよ。」と。あと、農林水産大臣とか水産庁長官とか、国が証明するのか都道府県が証明するのか、それだけ決めてくれたらいいですよと向こうから言われてるんで、向こうは日本政府が整えば、それですぐどうぞ、という形になってますけども、例えば牛肉だと国が証明し、卵とかだと都道府県が証明するんですよね、と向こうから言われまして、そういうようなことなので、その場でJETRO三重の所長もおみえになったのでお話しましたが、遅くとも来年2月にシンガポールでJETROの水産フェアをやるみたいなので、そこには登場したいですね。
 
(質)したいですね?
(答)したいですね。遅くとも。したいですね。
 
○消費税の増税対策
(質)消費税の増税対策がチラチラ見えてきまして、前から知事会を通じてでも景気が落ち込むのはやめるようにということは要望されているかと思いますが、このあと自動車の税の減税の方々もいらっしゃるみたいですけど、車や住宅の購入の支援というのは分かるんですけど、キャッシュレスでポイントもまあなんとなく分かりますが、プレミアム商品券とかも出てきて、あれ確か効果が少ないとか、かなりはてなマークのついたものだと思いますけれども、今朝の報道なんかを見るともう本格的にそっちの方向にいくのかなという感じがしてますが、知事はどのようなお考えをお持ちでしょうか。
(答)いずれにしても消費税が増税されることで、前も少し申し上げましたけれども、落ち込みは都市より地方が大きく、回復は都市より地方が遅いという現状が前回8パーセントに上げた時も、これは三重県だけじゃなくて、例えば岐阜と津市と、東京都23区と比べてもそうなっていますので、そういうことを踏まえて地方にしっかり配慮した、需要減などにならないような対策をしっかり講じてほしいということは総論としてある中で、手法については、事務の煩雑さとか、あるいは本当にニーズがあるのかとか、そういうのもよく踏まえてやってほしいと思います。商品券系につきましては、やり方次第なんですよね。例えば、あれ平成24年やったか、25年やったかな、私が知事になってからも1回商品券のやつ、26年やったかな、三重テラスできた後やったもんな、あったときあるんですけど、あの時にうちも上手くいったやつと上手くいかなかったやつがあって、ジビエに特化したやつなんかとかは結構上手くいったんですよね。それによってみえジビエの普及につながったりしたので。三重ジビエに使える商品券とかいうのをやって、三重テラスのも結構上手くいって、一方で木材のはあんまり上手くいかなかったので、制度設計の問題もあると思いますし、地方にしっかり任せてもらうというか、意味がある使い方の商品券の制度設計にするなら意義があると思いますけど、のべつまくなくというのはちょっと、本当に効果が上がるかというのは検証の必要があると思いますね。
 
○水力電気事業会計の清算
(質)昨日県議会で表明されていましたけれども、国体に過去の計算からすると過去5年間で平均110何億円、同程度の費用で結構掛かるなという印象で、その中で特に水力発電所関係の県の基金のお金を一般会計のほうに突っ込むような方針で、結構重い判断だと思いますが、考えたら、だけど一般会計に戻ってくるお金なんで、あえて別に言わなくても良かったのかなと、あえてああいうふうにはっきりおっしゃった意図、それから県財政苦しい中で結構な負担になるわけで、そこへの考えとさらにどういうふうに費用負担を可能な限り減らしていくのかというあたりをお聞かせてください。
(答)本当に今年国体が正式決定したことを踏まえて、あらためて経費を精査した結果、国体に100億円、障害者スポーツ大会に17億円、合計で117億円掛かっていくということについては、本当に大変大きな負担だなと思っています。その中でいかにそういう大きな負担である中だけれども、国体を成功させ効果をいろんなところにもたらし、そしてその他の県民の皆さんへのサービスへの影響を小さくするか。そういうところで、そしてまたさらに、いかに私たち自身の負担を少なくするために国に求めたり、あるいは企業にご協力をいただいたり、あるいはそもそもコストを削減するための努力、例えば、後でちょっとあれやったら言いますけど、ライフルの的なんかは愛媛県と共同購入したり、今回補正で上がっている船、ボートなんかも他県と共同購入したりというようなことを積み重ねていく。あるいはリハーサル大会というのをやらないといけないんですけど、それをなるべく数を絞ってリハーサル大会を少なくする。コストを下げていく努力、そういうのをあらゆることをしていかなければならないと思っています。今まさに貴方がおっしゃっていただいたように、確かに我々も総務省とも協議をし、一般会計に戻ってくる計上するというのが妥当であるという見解を総務省からもいただいている中で、一般会計に戻ってくるのであえて言わなくてもということだと思うんですけど、やっぱりそういう何ていうかな、国体が正式決定した、これぐらいの負担がある、基金に積めていない中で県民の皆さんへのその他サービスの影響をなるべく少なくするということで、こういう方向でいきたいんだと、水力発電については、水力発電をスタートする時に地元の皆さんにもご協力いただいてやってきた、そういう中でやっぱり説明責任を果たさなければならないのではないか、確かにお金に色は付いてないので、そのまま返ってきてあとで、実際の経費が算定されるのも32年度ですから、それでも良かったんですけども、そこはやっぱり誠実に説明責任を果たすべきということで、今こういうタイミングで申し上げさせていただきました。あとどういう努力をするかということについては、今少し申し上げましたけども、国に対しても、国が、ずっと言い続けてるんですが、国体については開催年度のみの負担で大体7パーセントぐらいしか負担しないという状況にありますので、引き続き国に対して出してもらうということや、いろんなご協力をいただく、それからさっき言ったような負担をそもそも軽減していく。そういう形で努力をしていきたいなと思います。いずれにしてもしっかり精査をしていきたいと思いますけどね。
 
(質)インターハイの開催とかお金を掛けてやったものが一般のあんまりスポーツに関心の無い方とかに、どこまで参加できるのかというのも結構お金をかける以上大事だと思うんですけど、先ほどの、ちょっと関係ないですけど、パラの場合だとここで障がい者の人に使いやすく施設をアレンジするということは、その後に生きる資産だと思うんですけど、どうやってこれだけのお金を掛けることをあんまり直接国体をめっちゃ見に行きたいとか参加したいとかいう人じゃない人にまで広げていくようなことというのは何かお考えでしょうか。
(答)おっしゃるとおりですね。今、これから皆さんで議論していただきますけど、例えばスポーツ、特に障がい者スポーツなんかを中心にボランティアとか指導員みたいなのがなかなか少なく、今学校の部活などでも課題になってますけども、スポーツに関わってもらう外部人材、人材の層を厚くするみたいなのは国体で80万人からの人たちを受け入れてやっていく中で、大変重要なポイントだと思いますので、1つはそういう人材のレガシーをどう残していくかということは、今後のいろんな学校現場あるいは地域スポーツでの発展とかに繋げていけるのかなというふうに思っています。あとはハード面は仮設とかも多いですし、なかなか今回総合陸上競技場を造りましたんで、あとは四日市とかもできてきているのでそれは一つの広域的な面ではレガシーにはなってくるとは思いますけども、今後、あとは情報発信とかになると思いますけど、僕が一番大きいなと思っているのは、そこの人材の部分じゃないかなというふうには思っていますけど。
 
(質)今の電気事業会計の関連で、RDFが、今回補正も上がっている、昨日の説明でもある程度補助していくということを表明されましたけども、あらためて今の段階で固まったあたりを、知事からもう一度説明していただけますでしょうか。
(答)RDFの?
 
(質)RDFの、要するに補助金を出すということを昨日議会に表明されて、補正でも今回上がっている金額があったりして、後始末の仕方がある程度見えてきたのかなと、そのあたりを教えてほしいと。
(答)RDFについては、何と言っても貯蔵槽の爆発事故があって、お二人の方の人命が失われているということが、とにもかくにも、その事業の中身も含めて一番大きな出来事でありますので、そこを受け止めて、そういう事業に関わってきた県としても市町の皆さんの、基本は生活に影響を及ぼさない一般廃棄物の円滑な処理への移行というのが大事ですので、そういう悲惨な事案があったことを重く受け止めながら役割や責任を果たしていく、最後までしっかり安全に、そして円滑に一般廃棄物処理に移行してもらえるような努力を最後の最後まで続けていくということではないかというように思っていますし、そのための1つの策として今回補正で施設の撤去などの費用を上げさせていただいたということであります。
 
(質)さっきの国体の話に関わることなんですけども、電気事業会計として清算、要するに全部終わって清算というのが現状国体より前じゃないと、さっきのにつながってこないと思うんですけども、時期としてはどういう。
(答)来年のしかるべきタイミングだと思いますけども。来年度というのか来年というのか、そのタイミングになってこようかとは思いますけど。来年のしかるべきタイミング。具体的に何月とかどのころとかいうのはちょっと申し上げれないと思いますけども。
 
(質)最後にもう1点だけ。細かい話ですけど、電気事業会計、一般会計との関連の中で、借りたお金の猶予、返済猶予みたいなやつ、あのあたりの整理というのはどういうふうに付けていくのでしょうか。
(答)そこはもう企業庁とお約束させていただいていることですので、そこはそこで今しっかり集中取り組みをやっていますし、お返ししていくということと、この水力譲渡のお金は別ということです。
 
(質)会計に占める時期との関連は、もっと具体的には。
(答)どうなんですかね。そこはどういうふうに重なりがあるか、ちょっと僕も詳細に今はちょっと言及できないですけど。性質としては、お借りしたものはしっかり返すと。そういうことです。
(答:地域連携部)すいません。先ほどの国体と経費の内訳で、1点修正させてください。内訳なんですけども、国体の開催経費は78億1千万円。障がい者スポーツ大会の開催経費が21億7千万円。競技力向上対策経費が17億円程度ということで、訂正をお願いします。
(答)そうですか、すいません。失礼しました。
 
○神宮に親謁の儀(平成31年4月18日)
(質)一昨日ですね、天皇陛下の退位に関することなんですけども、宮内庁ですとか、国の政府の式典委員会ですか、が退位に伴う一連の儀式を発表されまして、その中で三重県のほうでは4月の18日ですかね、陛下がいらして神宮を礼拝されるという日程も入っています。この件について今のところ国のほうからこちらにいつ連絡があったのかとか、どういう日程で御来県されるのか、両陛下でお越しになるのか等を含めて、分かる範囲で、分かっていることがあれば教えていただきたいのと、退位前のおそらく最後の御来県になると思いますので、それについての知事の受け止めを教えてください。
(答)今回、大礼委員会においてですね、4月18日に天皇陛下が伊勢神宮にお見えになるということが発表されたということで、大変身の引き締まる思いでいます。つまりこれは、三重県への最後の御来県ということのみならず、天皇陛下が地方にお見えになる最後の行幸啓だととらえていますし、そうなると認識していますので、そういう意味では平成の1つの時代を国民とともに歩んでこられた陛下が地方に行かれる最後の瞬間になるわけですから、その後の、前後の三重県での何かどっかの場所に行っていただくというのがあるのかどうかわかりませんけれども、県民の皆さんの協力を得て、これまで平成の間を国民とともに寄り添って歩んでいただいた陛下への感謝への気持ちや、新しい元号を迎えるにあたっての思いをみんなで共有できるような、そんな瞬間にできればなあというように思いますし、いずれにしても、とにかく安全に執り行うことが大事だと思っています。いずれにしても、4月30日に退位をされるその直前にお見えいただくということで、身の引き締まる思いであります。今後、前後どういう日程があるのか、あるいは、皇后陛下もご一緒なのか、ご一緒であると思いますが、その他はまだ詳細はこれからお聞きすることになると思っていますけれども、非常に重大な、身の引き締まる、そういう思いで大礼委員会での4月18日伊勢神宮というのを受け止めました。
 
(質)これまで三重県にどのくらい、何回くらい来県されているとかは。
(答)陛下になられてからは4回です。来春ご来県となれば5年ぶりとなります。来春のが5回目となります。これまでは、平成2年の即位の礼、それから平成5年の遷宮後の御参拝、平成13年の地方事情御視察、平成26年の遷宮後の御参拝というふうになります。その他、皇太子殿下のころとか、幼少のころはもっとたくさんございますけども、通算でいきますと、天皇陛下として4回、皇太子殿下として9回、合計14回お見えになっていらっしゃいます。
 
○松阪市の中部国際空港ターミナル埠頭の跡地利用
(質)2つお願いします。まず松阪の大口の港にございます松阪のターミナルなんです。このターミナル、市のほうが活用を模索していまして、県のほうに港湾ですかね、その計画の変更をお願いして認めてもらわないとターミナル以外に活用ができないよということで、市長が10月に県のほうにお願い、要請をしたというふうにこの間会見で言われましたものですから、対応が何か分かればなと思いまして、お願いいたします。
(答)おっしゃるとおりあの場所は、今港湾計画で埠頭用地という用途になっているので、企業活動とかをしていただくためには用途を変更したり、港湾計画の変更が必要なんですけれども、まさに竹上市長や松阪市さんのおっしゃることそのとおりだと思いますので、関係部局と連携をしまして手続きを進めまして、今年度中の計画変更の完了を目指して進めたいと思います。
 
○明和町長選の結果
(質)もう1点よろしいでしょうか。18日に投開票のございました、明和の町長選挙で、新人の世古口さん51歳、元町の職員さんですが、総投票数の63パーセントを獲得して圧勝ということで、5人出られたわけですが、これなかなかコメント難しいのではないかと思いながら、どうみられるかな、ご期待の声とか今後何かあればと思いまして、お願いいたします。
(答)まずは世古口さんの当選、お祝いを申し上げたいというふうに思います。まだお会いをしていませんけれども、子育てあるいは行政全般、精通されておられますので、これから県と連携をしてしっかり取り組んでいきたいなというふうに思います。選挙の票数とかそれについては、私はコメントを控えたいと思いますが、明和町においても防災、それから斎宮などの歴史文化、あるいは伊勢と松阪との間での観光や子育て、教育のこととかも様々ありますし、あるいは漁業の問題とかもあります。たくさんの多くの県との連携をしていかなければならない課題がありますので、行政実務をよくご存じいただいていると思いますけれども、しっかり連携をしていきたいと思います。またお会いするのを楽しみにしたいと思います。
 
○ゆるきゃらグランプリの結果
(質)同じく18日に開票と発表の行われたゆるきゃらグランプリ、よろしいでしょうか。
(答)どうぞ。
 
(質)ゆるきゃらグランプリは埼玉県志木市のカパルが1位となりましたけれども、三重県の中でも、三重県四日市市のこにゅうどうくんについて組織票が疑われるような結果になり、いろいろと物議を醸したわけですけれども、こうした結果について、まず三重県知事として受け止めを伺えますでしょうか。
(答)まずは1位になられたカパル、おめでとうございます。こにゅうどう君についても前回の4位を上回って3位になったということは、いろんな皆さんのご努力でそういうことになったと思いますので、お祝いとそのご努力に敬意を表したいというふうに思います。組織票ということについてなどで、いろんな物議がありましたけれども、どうでしょうか、それが組織票なのか否かとか、そういうことを言い出すとキリがないのかなあと思いますが、なんとかこにゅうどう君を上位にしたいという、そういう思いが強かったのかなと、そういうことでああいう行動になったのかなあというふうに思います。大事なことは、市長が一体感が生まれたとおしゃっていましたけど、もしそうだとするならば、それをしっかり生かして次の産業や観光や四日市の盛り上げに繋げれるかどうかということが今後の評価に繋がると、あるいはあの時の行動の評価に繋がると思うんで、一体感が醸成されたとおっしゃって、それがそうだとするならば、ぜひ次に繋げると、そういうことに努力をしていただくというのが良いんじゃないかなあというふうに思いますね。 
 
 
(質)第二クラブよろしくお願いします。
 
 
○知事の進退
(質)昨日の提案説明であえて進退についてご発言されなかったじゃないですか。歴代、といっても北川さん以降ですけど、初選はともかく再選、2選とか3選の場合は、3選は無いですけど、だいたいまあ11月、12月会議の冒頭にされて、やられてますけど、そのタイミングをあえてずらされたというのは、どちらにしても何か言わなきゃいけないでしょ。それはなぜなんですか。
(答)あえてずらしたという感じもないですし、あと野呂知事も12月にやられているケースもありますが、今回は提案説明というか議案にも出させていただいておりますとおり、障がい者雇用の算定誤りなどで、私が責任を取る議案を出させていただく、そういうタイミングでもある中で、進退について述べるというのはどうかなあと個人的に思ったということや、あるいは自分自身としてその進退を判断するにあたり、まだまだ県民の皆さんの声をもっとしっかり聞いて、自分がどうするべきなのか、三重県がどういう発展をしていくべきなのか、自分はどういう役割を担うべきなのか、そういうことなどについてもっと県民の皆さんの声をしっかり聞かなきゃなあと、そういう思いもありまして、まだその進退を判断するに至っていないということから、あえてというよりは判断に至っていないので、発言をさせていただかなかったということだと思います。
 
(質)1つの給与下げの部分についてはある程度理解できますけど、県民の声って聞くのに際限ないじゃないですか。大体eモニター使うわけでもないし。大体問えないでしょ。私知事続けてよろしいか、それとも3選許してもらえるかとか。それからいくとちょっと無理のある話でしたね。
(答)いや、そうでもないですよ。確かに際限は無いですけども、知事という職をやらしていただいている中で、普段県民の皆さんの声をと思って努力していても、やっぱり偏っていたり、そういうこともあると思いますから、知事選に出て良いですかどうですかみたいなとか、知事続けるべきですかどうですかとか、そういう聞き方というよりは、県政に対してどういういうふうに思っていらっしゃるのかということをいろんな会話の中でお聞きするということだと思いますけどね。
 
(質)三重民主連合が先だって選対本部立ち上げて、その時岡田さんが来年夏は衆参同日選挙が高まってきていると。
(答)ふーん。
 
(質)ふーん?多分ロシアの二島返還の可否を問うような話になるんじゃないみたいなことをおっしゃってて、そういうことも含めて、割と知事がそこで悩んでおられるとか、まあ別に悩まへんわとか、俺は3期きっちりやるんだとかいうふうなこともまだ判断つかないと。
(答)私がどうでしょうか、いろいろ進退を判断するにあたって、何かそういう国政の選挙などの要素とか、そういうのを考えているというのは基本的には無いですけど。
 
(質)片隅にも?
(答)片隅?
 
(質)頭の片隅にも?
(答)頭のどの辺が片隅か分かりませんけども、今回進退を判断するにあたって、何かそういう国政の選挙がどうかとかいうことが要素になるというのは、基本的に無いですね。
 
(質)それを要素にして進退の表明っていうのを前回よりもずらしたと、そういうことはないということですね。
(答)そういうことですね。適切な補足を。
 
(質)進退の判断の表明は年をまたぐことはないんですね。
(答)それは分からないです。それはしかるべき時に、先ほど申し上げましたとおり、進退の判断について、県民の皆さんの県政に対するご評価とかそういうのを聞きながら、一定の時期に判断するということですから、それはいつという、あるいはいつはないということは現時点では申し上げられません。
 
(質)だから年内に言わない可能性もあるということですか。
(答)だからいつとかいつはないということは申し上げられません。
 
○英国パラスイミングチームの東京パラリンピック事前キャンプの実施決定(発表)
(質)あと確認ですけど、英の水泳パラのところは締結式までには県ないし鈴鹿市の費用負担っていうのは決まるんですか。
(答)どうですか。
(答:子ども・福祉部)パラの場合はですね、オリンピックのキャンプは市の負担がございますけれど、パラのほうは市の負担は基本的にはございません。
 
(質)県の負担?
(答:子ども・福祉部)県とイギリスとの。
(答)県とイギリスとの負担の割合とか負担の詳細は協定締結の時までに決まるかってことはそれで良いですね。
(答:子ども・福祉部)はい。
 
○タイ・シンガポール訪問の成果
(質)あとあのタイのイノベーションセンター、これは県費は中の設備とかそういうのには入っていないんですか。
(答)入ってないです。
 
(質)全く?
(答)来年度以降、技術者を派遣したり、向こうの技術者を教える講師を派遣したり、そのプログラム作りとかソフト面では今後予算精査していくことになりますけれども、ハード面では県からは1円も出してないです。
 
○水力電気事業会計の清算
(質)あと水力は、中電との売った額が105億円だったと思うんですけど、105億全くこれ国体用に使うんですか。
(答)いえいえいえ。105億から譲渡のための設備改良とか、償還金とか国庫補助金とかPCB廃棄物処理費とかさまざま、47億引いて57億8,400万円が企業庁の電気事業会計の内部留保資金として保有されているという状況です。
 
(質)それでも約半分くらいに目減りしたやつを活用する。これ57億うんぬんは、全部そういうふうにするんですか。
(答)いや、さらにその電気事業会計の清算がありますので、それがどのくらい戻ってくるかとか、それはさらに精査をする。さらに、戻ってきたやつの中でどれくらい国体に活用するかというのはさらに精査をすると。
 
(質)さらに引かれた分の中で残ったやつを国体に突っ込むんじゃなくて、そこからさらに他の政策等と絡めて国体に使う分をまた案分しなきゃいけないんですか。
(答)案分というか、まあそうですね、1円残らずそっちにいくかどうかというのはどうなんだろうな。まあ基本的には大半を国体のほうに充てたいとは思いますけどね。最後まだまだ清算が来年行われ、32年度の時に国体の最終経費が分かり、そこにどの財源をどう充填(じゅうてん)するか、その他政策がどうなっているかというのはあるので、今確定的には申し上げられませんけども、方向としては大半を国体に活用させていただくということだと思います。
 
(質)同じ企業庁の金だとしても、RDFで富士電から賠償額というか和解してお金きたじゃないですか。ああいうものもRDF事業清算したら結局一般会計で使えて、それはある程度知事部局のほうで自由になるんですか。
(答)あれはどうなるんですかね。どうって分かる人おらんな。企業庁へ。
 
(質)じゃああとで行きます。
 
 
 
                            了

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