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平成28年02月23日

知事定例記者会見

知事定例会見録

平 成28年2月23日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

伊勢志摩サミットにかかる経済効果(パブリシティ効果の中間報告)(発表)
・ジュニア・サミットの視察及び体験・交流行事の訪問先決定(発表)
みえの子ども白書2016の刊行(発表)

 質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・全国の自治体への爆破予告
・伊勢志摩サミット開催100日前イベント
・参議院議員選挙に係る野党の対応
・知事の給与の特例に関する条例の廃止
・美し国市町対抗駅伝
・三重とこわか国体
・県庁舎建物内禁煙の実施
・自民党国会議員の発言  

発表項目

(知事)それでは発表事項3点ありますので、3つ発表させていただきます。1つは、伊勢志摩サミットに関するパブリシティ効果の中間試算結果です。伊勢志摩サミットの開催に伴う経済効果につきましては、1つは開催による直接的な効果、それから2つ目はメディアを通じた報道を広告換算したパブリシティ効果、3つ目は開催後のポストサミットの経済効果、この3つに分けて県独自の試算を行うこととしていますが、本日はこのうち2番目のパブリシティ効果について中間試算を取りまとめましたので発表いたします。配付資料にありますとおり、今年1月末時点ですね、この最終的なパブリシティ効果ではなくて1月末までのパブリシティ効果は、広告換算値で約440億円となりました。メディアごとの内訳につきましては新聞が約50億円、雑誌が約1億円、テレビが約230億円、インターネットが約159億円となっています。今回の中間試算は首都圏を主な調査対象エリアとして、昨年6月1日から今年1月31日までの期間の国内の各メディアに取り上げられたサミットに関する記事の掲載件数や放送時間等を広告料金やCM料金等に換算してパブリシティ効果を測定しました。具体的な対象メディアとしては、新聞は一般全国紙5紙とスポーツ全国紙5紙、雑誌はビジネス・経済雑誌4誌、テレビはNHK及び民放在京キー局、インターネットは日本語メディアサイトとしました。昨年6月のサミット開催決定以降、サミット及び開催地・三重県について、メディアを通じて様々な場面で情報発信を行ってきたところです。北海道洞爺湖サミットの時の試算結果を見てみますと、パブリシティ効果が約1,000億円で、このうち「開催前後1週間」だけで約530億円だったことを踏まえると本県の現時点での試算額約440億円というのは、今のところ一定のPR効果が出ているのではないかと評価できるのではと考えています。また、今年1月に日本が議長国となったので、今後、政府としても積極的なPRが行われることから、相乗的な今後の効果向上も期待できるというふうに考えています。もちろん、洞爺湖サミットの時の試算とは対象期間や対象メディアなどが異なりますので一律に比較することはできませんが、パブリシティ効果については引き続き調査を継続していきたいというふうに思います。また、サミット開催による直接的な効果の試算につきましては、先日発表した県の当初予算案に加えて、国・市町の予算や民間投資額も反映させる必要がありますので、現在これらの把握に努めているところです。一定程度の材料が揃い試算作業が終わり次第公表できればと考えていますし、併せてポストサミットの経済効果につきましても公表できるよう作業を進めたいと思います。なお、今回の試算結果はあくまで中間的な報告ですので、サミット終了後に公表する予定の最終試算では調査対象等の変更もあり得ることをご理解いただければと思います。本日、暫定的ながら中間試算としてパブリシティ効果を公表させていただきました。サミット開催まで残り100日を切っておりますので、このパブリシティ効果を少しでも高められるよう、私自身も先頭に立って国内外でのPRを積極的に行っていきます。最後になりますが、県内各企業・団体・個人の皆さんにおかれましても、様々な機会を捉えこれまで以上にサミット及び開催地・三重県の魅力について発信していただきますようお願いを申し上げます。

それから2つ目です。2つ目はジュニア・サミット、「2016年ジュニア・サミットin三重」の視察及び県内分散型の体験・交流行事の訪問先が決まりましたので発表します。ジュニア・サミットではG7各国の若者が「次世代につなぐ地球~環境と持続可能な社会」というテーマで討議をするほか、そのテーマに関する視察と体験・交流行事を行います。まず、4月23日に行われる視察ですが、自然との共生や環境・産業技術に関わりの深い3つの施設を訪問します。1つ目は赤須賀漁業協同組合です。ここでは自然資源を持続的に利用するための干潟の環境調査や稚貝放流、漁獲量の制限などの取組を視察します。2つ目は「四日市公害と環境未来館」です。ここでは四日市公害の歴史や教訓を通して、産業発展と環境保全を両立したまちづくりや環境保全技術の海外移転など三重ならではの取組を視察します。3つ目はNTN株式会社先端技術研究所です。ここでは二酸化炭素発生の削減や低炭素化社会実現のための自然エネルギー循環型モデルや省エネルギー技術について学びます。これらの視察を通して、三重ならではの様々な取組を直接見て、聞いて、学ぶことで、環境と持続可能な社会について、より深い議論に繋げてもらいたいと思います。また、夜はなばなの里において桑名市主催の交流行事が予定されており、桑名ならではの歴史や文化、食によるおもてなしを準備していると聞いています。次に、4月25日に行われる体験・交流行事についてですが、三重の魅力を感じてもらうため伊勢神宮、伊賀流忍者博物館、鈴鹿サーキット、「まごの店」など県内10カ所を、4つのコースに分散して訪問します。三重の美しい自然や豊かな伝統・文化などを体験・体感してもらうとともに、県内高校生をはじめとする県民との交流が深まればと思います。これらの視察や体験・交流行事の訪問先につきましては、県内各市町の皆さんと相談しながら国に提案した結果、今回の決定に至りました。ジュニア・サミット全体の詳細等については、今後外務省から発表があると思いますが、なお、三重県から選出される日本代表メンバーは近日中に県から発表します。私のところへも訪問してくれることになっていますので非常に楽しみにしています。ジュニア・サミット開催まであと59日となりましたが、今後外務省や市町など関係者と調整をしながら参加者の皆さんにとって実りある討議や思い出に残る楽しい三重での体験・交流となるよう、県民の皆さんとともにおもてなしなどに取り組んでいきます。また、ジュニア・サミット開催の効果を一過性のものとせず、次世代のグローバルリーダー育成やMICE誘致の取組へと繋げていきたいと思います。

次3点目、「みえの子ども白書2016」です。前のスライド映しますけども、「みえの子ども白書2016」を刊行しましたので概要を発表します。この白書は子どもを取り巻く環境や子どもと大人との関わりなどの意識や状況について、アンケート調査の結果をもとにまとめました。その中から4つの項目、ポイントを説明したいと思います。1つ目は、お手元の資料6ページ、これ第3章の「子どもと大人」というところなんですけれども、子どもと大人の関わりについてお互いの意識を明らかにしています。「大人から大切にされている」というふうに感じている子ども、「家庭や地域、学校などで大切にされている」と感じている子どもほど、自己肯定感、自分のことが好きと感じる割合が高いというふうになっています。加えて「大人が意見を聞いてくれる」というふうに感じている子どもほど、自分のことが好きという、自己肯定感が高まっているというようなことです。子どもの自己肯定感を高めるために、地域や学校、家庭などにおける大人の関わりが重要であるということです。これ皆さんもご案内になられたと思いますが、子ども白書というのは23年4月から施行しています三重県子ども条例に基づいてこの白書をやってるわけですが、子ども条例の前文に「自己肯定感」というのを1つの重要な理念として書いていますので、こういう調査をしているということであります。次のスライドですが、資料でいうと8ページ目ですけども、第4章「子どもと地域」というところですけども、子どもが自ら育つ力を支える地域の実態を明らかにしていまして、「子どもを自然の中で遊ばせている」というふうに答えている保護者ほど、その子どもが「初めて会った人に自分から話しかけることができる」というふうに答えていますし、「子どもと一緒にスポーツを楽しんでいる」と答えている保護者ほど、その子どもは「近所の人にあいさつすることができる」というようなことで、こういう自然体験やスポーツなどの経験が、子どもがそういうことをすることでコミュニケーション能力に関係が見られるというふうに感じているということであります。それから、こういうことも書いてますね、自然体験やスポーツができる環境づくりが大事ということです。ちょっと白書からそれますが13ページの参考資料に今年度実施しました野外体験保育有効性調査結果というのが書いてまして、野外体験を多く実施している施設ほど、多くの園児が「自分から進んで何でもやるといった様子が見られる」というふうに回答をしているというような、これ参考資料になっています。こういうことを裏付けることになっているという、これですね、自ら進んで何でもやるという、この実施頻度が高いところほど、こういうふうに「自ら何でもやる」というふうに答えて、「人のために何かをしてあげるのが好きだ」というふうに答えるというようなことです。はい、では次のスライドですが、9ページ、第5章「家族を持つこと」ということであります。結婚することとか子どもを持つこと、子育てに対する高校生の気持ちを示しています。ここですね、「いつかは結婚したいと思う」が83.8パーセントなんですが、「思わない」という人もこの13パーセントいるということで、こういう部分も、こういう13パーセントも、って言ってもいいのか分かりませんが、こういう、いつかは結婚したいと「思わない」とか、いつかは子どもがほしいと「思わない」という子どもたちが、高校生がいるということ。一方で「赤ちゃんと触れ合ったことがある」とか、いろいろねえ、赤ちゃん体験とか小・中学校、赤ちゃんと触れ合い体験とかやってますけども、小さい時に子どもと遊んだ経験がある人ほど、「いつかは結婚したい」とか、あるいは「いつかは子どもがほしい」というふうに答えるというふうになっていますので、赤ちゃんや小さい子どもと触れ合った経験、何ちゅうか、家族観とかは個人の考え方なので押し付けることはできませんけれども、こういう機会をたくさんつくることは重要だし、そういう結婚観や家族観を形成するために重要であるということが見てとれるというふうに思います。次です。4つ目、10ページ。これも「家族を持つこと」でありますけれども、男性の育児参画に関する意識で、「父親も母親と育児を分担して積極的に参加するべき」と答えた割合は、全体では46パーセント、「許す範囲」では47.4パーセントという全体はこうですけども、20代でいけば57.1パーセントが「積極的に参加すべき」ですし、30代でも5割を超えています。こういう世代別の少し意識の差みたいなのがあるかなと思いますが、一方で平成26年1月に実施した第3回みえ県民意識調査では、この「積極的に」が40パーセントだったんですがこれが増えている、「許す時間の範囲内」というのがちょっと減って、こっちが増えてますけども、何よりも父親は外で働き母親が育児に専念すべきという固定的役割分担について大幅に減ってる、3分の1ぐらいになっているというような部分があります。これはご案内のとおり全国でみても共働き世帯、これがいわゆる専業主婦世帯ですね。こういうのも逆転が起こって、圧倒的に共働き世帯の方が多くなっている現状ですから、こういう両立しながら働き続けられる環境をつくるということが大事であるというようなことであります。いずれにしましても三重県子ども条例にありますとおり、子どもは一人ひとりかけがえのない存在ですので、子どもの自己肯定感が何よりも大切だと思います。この白書の結果を踏まえて、「選ばれる三重」に向けた取組を進めていきたいと思いますが、これ、このスライドありませんけども、概要版というのが配られていて、そこの1ページ目に自己肯定感そのものが前回平成23年の調査より小5・中2・高2それぞれにおいて増えているということは、我々にとって非常に良かったのかなというふうに思っていますし、概要版の2ページにポイント2の一番左上の表に「家の人と学校などでの出来事について話している」というのも小5・中2・高2も、いずれもポイントがアップしていますので、家庭での家族関係も一定改善が見られるのかなあと思う一方で、その横のグラフを見ると、子どもたちの育ちを見守り応援したいと思う県民の皆さんの意識は前回よりも6ポイント下がっているというようなことなので、子どもたちの自己肯定感が上がったり、その家族関係が一定改善されているものの、地域で応援していこうという人が6ポイント減ってるということは大変残念であるなあというふうに思いますが、こういうことも含めて、これからも希望がかなう少子化対策、子どもスマイルプランに則って取り組んでいきたいと思います。はい、以上です。

発表項目等に関する質疑
〇伊勢志摩サミットにかかる経済効果(パブリシティ効果の中間報告)(発表)

(質)では、発表項目について質問させていただきます。1点ずつお願いしたいんですが、まずパブリシティ効果の中間試算結果の件なんですけど、これまでサミット開催決定して半年が経ちましたけど、これまでの取り上げられ方についてはどのように感じていらっしゃいますか。
(答)取り上げられ方、特にこれ首都圏のパブリシティ効果に対応していますけど最終報告では中部圏とか関西圏も足せればなと思っているんですけども、特に中部圏などにおいては地元の皆さんのサミットを応援しようという取組とかきめ細かく対応していただいているので、私としては大変ありがたい取り上げ方をしていただいているなというふうに思っています。首都圏のほうでは一方でもちろん全国ニュース的にいけばテロ対策というのは大変重要なので、そういう部分の中身が多いのでもう少し何ていうか、海外へのPRの部分とかも取り上げてもらえるとありがたいかなと思いますが、基本的にはどういうふうに記事にするかそれぞれのメディアの皆さんのご判断なので、私は結構たくさん取り上げていただいていることに感謝しているというかありがたく思っています。

〇ジュニア・サミットの視察及び体験・交流行事の訪問先決定(発表)
(質)続きましてジュニア・サミットの件なんですけども、正式にスケジュールが決まりました。これまだ三重県の子でいけるかどうかというのは、まだ分からないということでよかったでしたっけ。 
(答)参加する高校生ね。基本は三重県の子と考えていただいていいんですけども、これまた近日中に、ほんと近日中に発表しますのでもう少しお待ちいただけると。

(質)ちょっとこれジュニア・サミットが決まった時と若干繰り返しの質問になってしまうかもしれませんが、こうしたことに子どもたちが参加することによって将来にどんなメリットがあると知事はお考えか教えてもらえますか。
(答)子どもたち自身から見ればそういう機会を得ることで、自らの可能性とか自らの進路、そういうものの選択肢が広がったりあるいは決意を固めたり、そういう海外のことに携わりたいなとかいうような、そういう自分の将来について可能性が広がったり、覚悟を決めたりということができる機会になるんじゃないかなというふうに思いますし、県全体として見ればそういった人材がたくさん育っていくということは、非常にありがたいことではないかなと思いますけどね。

〇みえの子ども白書2016の刊行(発表)
(質)最後にこの子ども白書の件なんですけども、自己肯定感の話が出てましたがちょっと年明け子どもで自ら命を絶たれるケースが幾つかあったりとか、去年もそれに類するケースがあったんですけど、自己肯定感を上げていく、今上がっているという調査結果が出ていると思うんですけど、上げていくために行政として何かしようというのはあるんでしょうか。
(答)自己肯定感を上げること自体を目的というよりは、様々な取組を通して自己肯定感が最終的に上がっていくということが、自己肯定感が上がることにより子どもたち自身が自分に自信を持っていろんなことにチャレンジをしたり、失敗をしてもまたもう一度チャレンジしようというふうに思ったり、あるいは自己肯定感を高く持っていれば何ていうかな、他人からの批評とかそういうものも当然気になると思いますけども、そこも一定何ていうかな、和らげることができたりあるいは他人に対しても思いやりを持てるんではないかというふうに思いますので、行政としてということもさることながら、この調査結果が出ているように、学校も家庭も地域も行政も大切にされてると子どもたちに感じてもらうように子どもたちとコミュニケーションを取ったり、あるいは子どもたちの意見を聞く、そういうような場面をどんどん増やしていくということが大事なんじゃないかなと思いますね。自分たちがちゃんとその社会の外じゃなくて、あるいは社会の枠外というのではなくて社会の中にあるということを子どもたちが実感できるようなコミュニケーションというのをあらゆる大人がやっていかなければならない、そういうふうに思いますけどね。

(質)それで発表項目について各社さんお願いします。

〇伊勢志摩サミットにかかる経済効果(パブリシティ効果の中間報告)(発表)
(質)パブリシティ効果なんですけど、これ最初は首都圏、主な調査対象エリアは首都圏だけでいいんですか。
(答)最終的には東海圏と関西圏も足す予定です。あの洞爺湖の時が首都圏だけだったので今の委託業者との最初のこの契約みたいなところが首都圏に限っていたので今回首都圏で出しましたけど、最終的には東海圏と関西圏を足す予定です。 

(質)あと海外メディアも?
(答)そうです。海外メディアも。

(質)先ほどおっしゃったそのポストサミットの経済効果、多分初めておっしゃると思うんですけど、これほかの民間機関も出してますよね。百五とか大和とか中部圏社会経済研究所とか、これ違いとかはどういうところですか。
(答)多分あんまり最終的に変わってこない、そんな大きくずれは無いと思いますけど、何ていうんですかね、こういう試算は何ていうんですかね、正解はどれも一定の仮定を置いてやっているのでどれが正解というのは無いので、うちがせっかく経済効果を試算するんであれば、直接の部分だけじゃなくてポストサミットもやってみるかというようなことでありますけど、詳細の条件とかまだ今詰めているところなんで、そこは今日はちょっとまだ申し上げられないんですけど。

(質)パブリシティ効果とあとこのポストサミットは民間業者に委託するんですか。
(答)直接も委託してるんやったっけ。
(答:雇用経済部)直接とパブリシティは県民会議でやります。パブリシティ効果は今委託をしていますので、直接とポストサミットは県民会議がやります。
(答)うちでやるということね。
(答:雇用経済部)はい。

(質)今回は民間業者に委託したということですね。
(答)そうそう。

(質)洞爺湖と調査方法が違うので一律に比較できないとおっしゃったんですけど、対象も首都圏でということなんですけど、どういうところが違うんですか。
(答)主に違う点はですね、ちょっと待って下さいよ、国内一般新聞の全国紙、それから国内スポーツ新聞の全国紙、それからインターネット、それから今後、そこは今の時点では違う点かな。
(答:雇用経済部)はい、あと調査期間が若干洞爺湖のほうが長いという点が違います。

〇ジュニア・サミットの視察及び体験・交流行事の訪問先決定(発表)
(質)ジュニア・サミット視察先決定なのですが、漁港だったり公害資料館だったりかなりレパートリーそれぞれ特色があるかと思うんですが、改めて特にこの3つの視察先でどういうことを学んでどんな議論になってほしいかというのをお願いします。
(答)今回テーマが「次世代につなぐ地球~環境と持続可能な社会」というようなことでありますので、持続可能な社会、この環境というと様々な分野があると思うんですね。そういうこの赤須賀漁港で見るような資源管理をしながら自然資源を持続可能にしていくということもあれば、その四日市公害というような経済成長に伴ってのこの公害という経験を、この中には大気汚染や水質汚染や土壌汚染という実際の公害、あるいはそれを克服してきた環境保全技術、そういうものもあると思いますし、NTNのところはむしろ自然エネルギー、環境の中でのエネルギーとの関係、あるいは地球温暖化問題、そういうようなものについて見てもらいたい。いずれにしても環境というのは幅広いけれどもそれの自然、それから公害と環境技術、それからエネルギー、そういうものを主に見てほしいということで外務省と調整をした結果こういう視察先になったと、そういうことですね。

(質)分散型のこの体験の4つの分散のコースがありますけども、結果的に東紀州が入らなかったということについてのちょっと知事の感想を聞かせていただきたい。
(答)大変残念ですね。これは外務省と調整させていただいた結果、外務省がその参加者の移動などによる疲労感とか、あるいは移動距離でのそのメニューの制限、制約、そういうものがあるので最終的にはやらないということになったわけですが、我々としては提案は県内5地域に、5つのエリアに分散して行くというようなことを提案していましたので結果としてこの東紀州が含まれなかったということは残念です。が、このそれ以外の10個の市町、10カ所を回ってもらえることになっていますので、その点においては幅広く行ってもらえることになっているのかなと思っていますが、5つのエリアでなかったということについては残念であると思います。

(質)これ、でもサミットの配偶者プログラムはまだ決まってませんけども、これ今回東紀州が外れたことで、その辺りの県の働きかけとか知事のお考えとかどうですか。
(答)ジュニア・サミットと配偶者プログラムは別物でありますので、加えて私たちは例えば今回の県民会議の第2回のプレスツアーは東紀州にアメリカ、フランス、カザフスタンの人に行っていただいておりますし、様々どういう場面があるか分かりませんが県産材を使った何か首脳や配偶者のところに出てくる場面があれば、そういうのはやはり東紀州のところの県産材なんかも活用する可能性も出てくるだろうし、そういう意味で訪問に限らず県内全域ということを常に視野に入れて東紀州の産品なども活用できるようなことも最後まで配偶者プログラムに限らず模索をしていきたいというふうに思います。

(質)あとこの4つのその分散型のコースの交流で県内高校生との交流というのも上げてますが、これは県の想定ではまごの店以外で高校生との交流というのは何か考えていらっしゃるんですか。
(答)これは全部のコースで高校生が待ち受けて、そこでしゃべったり交流したり、ここは深野だんだん田っていうんですよとか、そういうのを高校生たちがやってくれる、まごの店以外も県内の高校生にそれぞれ一定程度の規模の人数を配置して交流してもらうという形にしています。 

〇みえの子ども白書2016の刊行(発表)
(質)子ども白書の件なんですけども、これ前回に続き2回目の刊行ということになると思うんですけど、これっていうのはこれからもずっと一定の年度ごとに出す物なのか、それとも前回何かしらの好評というか要望を受けての発行なのかというと、どういうところになるのでしょうか。 
(答)こういう子ども条例の中にこういう子どもたちの実態について調査をして報告をするという条文がありますので、それに基づいてやっています。次回は平成30年度ぐらいにできればというふうに思っています。これは毎年やるというよりも一定の年限でやったほうがいいのではないかというようなことで考えているところであります。何で30年度かというと31年度に次の今のスマイルプランというのを策定していかないといけませんので、現在のスマイルプランの効果がどういうふうに出ているのかということの1つの定性的な材料にするために考えたいというふうに思いますね。

(質)先ほど自己肯定感を上げる取組ということについての質問が出たんですけども、そういったことに関連してなんですけどこの冊子をどう活用してというか、例えば民間なんかで活用している事例なんかというと既にあったりされるものなんでしょうか。
(答)この白書をですか。前回の時はフォーラムとかを開いてこの白書について皆さんに知っていただく、そういう機会を設けたりしていましたけど、今回は特にフォーラムみたいなのを考えてませんが我々がしっかりこれに基づいてこういうエビデンスをいろんな場面で紹介をしていくということだと思うし、企業に様々例えば、みえ次世代育成応援ネットワークというのは1,413の団体に入ってもらっているネットワークがありますが、そういった人たちにも中身をよく理解していただいて、それぞれの企業での実践に繋げてもらうというようなことはしっかりやっていかないといけないなと思いますけどね。

(質)今の前回のものを受けて何かこの白書を活用しての何といいますか、民間だったりそういう県以外の機関での事例っていうものっていうと今のところは無いですか。
(答)活用して、例えばどういうことですか。

(質)このデータに基づいてこういう取組をしますっていうことだったりだとか。
(答)データに基づいて取組、どうですか。
(答:健康福祉部)いや、ちょっと総合的には。県のほうではしないです。
(答)なかなか想像しにくいな。この白書を使って民間が何かをやることですか。

(質)そうですね、こういうデータが出てるので、うちとしては例えば自己肯定感を上げるためのこういった取組を考えましたとか、そういったものっていうと今のところは?
(答)でも、みえ次世代育成応援ネットワークなんかは、子どもわくわくフェスタなどで やっぱりたくさんの人に来てもらって、民間の人たち、民間というか民間の人たちも挙げて子どもたちを地域で見守る体制を作ろうということで極めて強い思いを持ってやってくださってますので、何か個々の企業でというよりは、そういうネットワークの皆さんとかがこれの趣旨にもここに書いてあるような子ども条例とかの趣旨にも賛同していただいてそういうご協力をいただいているというのはあると思いますけどね。 

(質)同じく白書なんですけども、白書の7ページに、先ほど知事が大変残念というふうにおっしゃられた、ほめたりとか応援したいと思う大人が減っていると、これ理由について何か推察みたいなものはありますでしょうか。
(答)今後分析していきますので、ちょっと理由まで調査してないというか、今、私把握してませんけども、結果としては残念ですね。

(質)これを受けて今後どうしていかないといけないかとかそういう思いがあったりしますか。
(答)こういう現実をしっかり、さっきの例えばみえ次世代育成応援ネットワークの皆さんとかとともに機運醸成を図っていくとか、あるいは、あと今回のスマイルプランの総合目標が、地域で子どもたちが見守られていると感じる人の割合っていうのが総合目標の一つに入っていますので、それはもう地域の大人でみんなで見守っていかないとその目標の達成できませんので、今大体それが5割ぐらいのやつを3分の2ぐらいまでに上げようというふうになってますから、概ね10年後にですね。なので、もうこういう子どもたちや若者を応援したいというのがもう基本的な部分だと思いますから、様々、子ども・家庭局や教育委員会をはじめとして、いろんなところでそういうこう地域の皆さんに啓発する活動の中で、こういう現実もしっかりお伝えしながら、少しでも意識変革してもらえるような啓発活動に特に力を入れていきたいと思いますけどね。

(質)発表項目以外なんですけどよろしいですか。

その他の項目に関する質疑
〇全国の自治体への爆破予告

(質)明日、一応爆破予告されてますけど恐らく大丈夫とは思いますが、受け止めと対策・対応をお聞かせいただけますでしょうか。 
(答)どういう動機でああいうことをされているのか分かりませんけれども、非常に憤り を感じる行為であるというふうに思います。しかしながら、それがいたずらでやっているのかどうか分からないっていうことですから、我々としては万全を期す必要があるというふうに思ってます。本日までも県関係施設については調査をし、不審物は発見されていないという状況ですので、明日がその爆破予告の日になっていますから、今日、危機管理統括監をヘッドとして危機管理責任者会議を開いて各施設の点検の状況を共有し、そして対応方針について確認をするというふうなことを考えてます。

〇伊勢志摩サミット開催100日前イベント
(質)あと100日前の時に名駅のコンコースの所でテープカット行かれたと思うんですけど、あそこ大村さんと河村さんもいらっしゃったと思うんですけど、何かサミットに向けてのお話みたいなのをされたんですか。
(答)いやもう控室からすぐ行って、もう前だったんで、河村さんに「最近よくテレビ出とるのう」みたいなことを言われた、何か河村さんの奥さんが、それこそ東海テレビの俺のこのスマホのやつ宮崎議員のやつの時のあれを見て、「あの人いい人ねってうちの嫁さんが言っとったがや」みたいな感じのことは言われましたけど。サミットの話はしてないです。

〇参議院議員選挙に係る野党の対応
(質)サミット終わった後に選挙が控えてまして、知事としての立場というより政治家として伺いたいんですけど、野党共闘の話が今話進んでいて、三重も一人区で共産も出しているところでして、野党での合意とか候補者擁立取り下げとかいう動きはどのように見ていらっしゃいますか。 
(答)私がコメントする立場にありませんけども、有権者の方から見れば、なぜそういうことをするのかということがやっぱり伝わるような形にしていただくということが大事かなと思いますね。

(質)確かに知事としてのコメントとしては非常に難しいところであるとは思うんですけども、なぜというのは例えば今野党共闘の中で安保法廃止、ああいうところが明確になるようにという意味でいいでしょうか。
(答)大義というか政策の一致というかね、そういうこうなぜそうするのかということが理解されるような、有権者の皆さんにね。僕はやっぱり選挙において、何ていうかな、有権者の皆さんってそういう大義とか敏感に感じると思うんですね。僕自身は衆議院選挙1回目落選した時に、やっぱりなぜ鈴木英敬という人が三重2区から出るのかとか、なぜ鈴木英敬という人は自民党から出るのかとか、そういうことについてやっぱりなかなか僕の力不足でご理解いただくことができなかったと自分は思っているので、やっぱり選挙においてそういうこの大義というか、なぜっていうような部分が僕は大事じゃないかなと思いますね。

〇知事の給与の特例に関する条例の廃止
(質)先日、知事の給与に関する特例条例を廃止っていうようなちょっと報道、すみません私は報道ベースで知ったんですけれども、そういうことがあって、なぜそれを廃止するのかということについて、熟慮を重ねた結果そういうふうにしたというようなコメントがあったんですけれども、その熟慮の部分っていうと、この場で改めて伺ったりはできないでしょうか。
(答)多分、あさってから始まる代表質問や一般質問などがありますので、そういう場面でもお答えすることになると思いますが、私のほうでコメントの要請に基づきお話させていただいたとおり、私はこの2期目の選挙に出るにあたって、昨年開催された特別職報酬等審議会の意見や県議会でのご意見などを踏まえて総合的に判断をするというふうに申し上げてきたところであります。その中で、昨年の特別職報酬等審議会においては、知事の給与というのは現行条例を据え置きをするとした上で、この審議会の会長のほうから、こういう条例に書いてある額を額どおり受け取るというのが本来の姿であるという審議会会長のコメントをいただいたというようなこと、それから2期目に入ってから県議会などにおいて、そういうこの給与のカットをしていることを見直すべきではないかというご意見などもあったということ、そういうことや、あるいは私がその条例を提出するに至るまで県民の皆さんなどのお話をご意見なども伺っていく中で熟慮を重ねた結果、今回の議案提出になったと、まあそういうことですね。また、きっと議会で議論する機会があると思いますから、そういう部分において県民の皆さんから負託を受けた県議会の皆さんとのやり取りの中で、またさらにいろいろご質問をいただくと思いますから、そういう時に丁寧に誠実にお答えしたいと思いますけどね。

(質)第二記者クラブ含めてお願いします。

〇伊勢志摩サミットにかかる経済効果(パブリシティ効果の中間報告)(発表)
(質)このパブリシティ効果ですけど、要はその文字数、例えば新聞だったら文字数で広告料金で合わせてそれを掛けて出してるわけですよね。ただそのやり方自身も、例えば出稿段数によって文字のその値段っていうのは違ってくるんで、どこの平均値取ってるかどうかというふうなことで言えば、結構決め打ちですよね。要は、県というか頼んだ委託業者が出しただけの話であって、目安にはなるかもしれんけど、ある程度大まかっていうことですね。
(答)世の中でいろいろ出てくるパブリシティ効果の計算の方法と何か全然違うやり方をしているわけではないので、どれが確からしいということはないと思いますが、当然、一定の仮定をおいてですから、おっしゃったように幅はあるというかそういう部分はあると思いますけどね。

(質)で、首都圏はその委託業者がやって、中部圏と関西圏についてもこの業者がやるんですか。それともそれはサミット推進局でやるんですか。
(答)業者に含めてもらうんやろ?
(答:雇用経済部)委託しようと思ってます。

(質)首都圏で全国紙5紙っていうのは、何でこの5紙にしてるんですか。 
(答)何でなんですか。
(答:雇用経済部)これは北海道の時4紙で、プラスで産経新聞を加えて5紙にしていますけれども、今後、最終報告に向けてこの対象というのも委託業者とちょっと検討していきたいというふうに思っています。

(質)別に肩持つわけじゃないけど、例えば東京新聞というのを地方紙という位置づけでいいのか、あくまでもブロック紙の幅でいいのか分からないですけど、部数的にいっても無視できない存在だと思うんで、本来なら全国紙プラスそこのそういうブロック紙的なものも加えたほうが、ましてや中部圏にある程度本社を持っておられるんで、それからいくとですよ、ここの三重県の情報というのはある程度詳しいじゃないですか、だとすれば東京に出せる可能性も大きいんで、そこのメディアっていうのを外すって意図がよく分からん。
(答)ですよね。僕もそう思います。僕がこれ出す時にそういう協議を受けてその指摘をしてありますので、最終報告で改善したいと思います。

(質)ということは入れるってことですか。
(答)入れる可能性は高いと思います。最後いろいろ調整すると思いますので、そこは何か御社からそういう発言があるとはなかなか思いませんでしたけども、僕もそう思います。なので、事前に聞いたときには僕もそういう指摘をしてありますから、そういうことも総合的に勘案して再度対象を精査したいと思います。

〇ジュニア・サミットの視察及び体験・交流行事の訪問先決定(発表)
(質)あとジュニア・サミットですけど、事前に巷間(こうかん)言われてた地域っていうのが場所っていうのが外れてるんですけど、それは最終的に県の側が外務省への案で外したのか、あるいは外務省との折衝の中でそこを外れたということか、どっちですか。
(答)うちが提案を外したというのは無いです。外務省が時間との兼ね合いの中で、この絞り込みをやっていくっていう作業をして、市町とも意見交換をしながら優先順位をつけて入れていったと、そういう感じですね。なので、県が提案を外してくれということをしたことは無いです。各それぞれ今も言いましたけど市町にそれぞれ確認とりながらやってますので、優先順位では。

(質)なるほど。事前にいろいろそこの施設の長が吹きまくったから、それで事前のやつが漏れたからそこが外れたとかいうことではないですか。
(答)ないです、ないです。それはもう外務省の結構日程の管理と何ていうか、参加者の疲れとか、そういうのを非常に考慮されてましたよ。我々はもっとこういっぱい盛り込みたかったんですけどね。 

(質)さっきの話でただ東紀州とかヘリで運ぶとかいう手も無かったんですか。
(答)結構ですね、今回外務省のジュニア・サミットの予算っていうのが思ってたより取れなかったという事情もあると思いますので、結構そこが外務省的には。ちなみにこのジュニア・サミットはサミットの事務局じゃなくて、大臣官房の地方連携交流何とか室というとこで別のとこでやってるんですけども、ジュニア・サミットの事業費の確保が思ったよりできなかったというのもあるんで、そういうヘリというのはなかなかちょっと想定しなかったと思いますけどね。

〇美し国市町対抗駅伝
(質)日曜日の美し国駅伝ですけど、知事は野呂さんの時にやられたこの美し国駅伝事業っていうのをどういう形で、やってるから継続してるって意味じゃないと思いますけど、そこにかけるこう期待とか、やる意味とかいうのをどういうふうにお考えなんですか。 
(答)僕になって、あれ平成23年度のあれ9月やったかな、8月やったかな、事業仕訳やってこの駅伝も議論してもらいました。やっぱり国体とかも控えているのでジュニア層の育成とか、あるいはスポーツの県内の盛り上がりっていうのは重要だよねっていうことで、そういう主旨に要綱とかも入れ替えつつ、あとはジュニアの走る距離を延ばしたりとか、そういうふうにしてきましたので、ジュニア選手の育成っていうか、トップ層ということもさることながら、そういうこのスポーツにチャレンジしていくっていうんですかね、そういうきっかけづくりみたいなものや、スポーツ全体の機運醸成ってそういう形で考えてますけどね。なので、当初の市町村合併して各市町内の交流をっていうところが一番の重きからは、今は変わってきていると思いますけどね。

(質)国体もある意味同じなんですけど、知事自身はスポーツっていうのは非常に地域の高揚感を生むと、それについてこういうイベントごとを割と積極的なんですけど、ただ成績至上主義になると、例えば一昨日の美し国駅伝にしても10人出る中で4人ぐらいが他の地域にいながらこの美し国駅伝のために、そこにメンバーに入っていると。規定からいくと正しいんだけど、なぜなら保護者の所在地になっているから。だけどグレーゾーンと言っちゃあグレーゾーンですよね。そういうふうな順位繰上げに血道上げてる市町が出てきているっていうこともあるんで、それからいくと今後その辺を何かルール化してあくまでもアマチュア精神と教育という観点にのっかってやるのかどうかとか、その辺はどうお考えですか。 
(答)今規定上はそういう違反みたいなん無いと思いますけども、何ていうか元々順位至上主義ではだめだよねっていう話は最初のころからありましたんで、実行委員会なんかでもよく議論をしながらそういうルールの何ていうかな、そういう明確化とか、もうちょっとしたほうがいいよってご議論があれば、そういう形にしていきたいと思いますけどね。今のところその何か市町の皆さんとかから、そういうの血眼になってやりすぎだからルール改正すべきという声は今のとこはまだ聞いてませんので、そういうふうになってくれば委員会でご議論いただければと思いますけどね。

(質)だってすねに傷持ってたら何も言えないじゃないですか。どの市町(しまち)も。市町(しちょう)か。
(答)なのでうちから何かそういう状況ですよねっていう何か県のスポーツ局から何か疑問を呈すっていうことまでの実態があるとは私は少なくとも認識していないので、これから実行委員会の回を重ねていく中で、そういう問題提起もあることとかも含めて議論したいとは思いますけどね。

〇三重とこわか国体
(質)だから、国体を控えているんで、元々高知県、橋本さんが知事の時に国体の開催地が天皇杯、皇后杯取るというところで、移籍させてまでっていうふうなそれがおかしいと。あとインフラ整備そのものっていうのがそこまでもう戦後何十年経って必要ないっていうことで、どっちか国体にうちはやらない的な発言されたじゃないですか。以来確かに高知のスポーツの成績っていうのは下がっているんだけど、それは置いといても今後その三重国体等で勝つために、成績上げるために、選手の移籍であるとかどうのこうのとかそこのところはある程度成績ってのは考えたってことで方策されるんですか。 
(答)三重国体は天皇杯を取るということで進めていくふうに考えていますので、それは体協もみんな関係の団体に入っていただいた実行委員会においても、そういう目標にしてますので、基本的には何ていうかな、天皇杯を取るということだと思います、が、今おっしゃっていただいたような、こう何ていうかな、過剰過ぎるような、過剰過ぎるってちょっと頭痛が痛いみたいなね今。過剰なそういうことにあまりに拍車がかからないような、何ていうか、一定のモラルっていうか、そういうのは大事だと思いますけどね。なので、今は何ていうかな、アスリートの人たちが、三重県で働きながらスポーツができるようにっていうようなことでの普通の就職支援ていうかな、マッチングとかそういう部分にも力を入れていこうと思いますので、天皇杯取るということの目標は変わらないと思いますけれども、そこはモラルを持ちながらやらないといけないなとは一般論として思いますけどね。

(質)次の国体の時に知事はもう一回知事選出られて、知事になられてるかどうかは別にしてですよ、だから責任ある発言今できないかもしれんけど、逆に言ったらかつての前の三重国体の時にそれなりに職員増員して、というか採用が多くて、スポーツとかある程度アスリート的な人たちを入れて膨らんだ部分があるじゃないですか。そういう政策は今回も場合によったら取られるんですか。
(答)財政厳しい折ですから何か規模感とかは分かりませんけども、何ていうか、今例えばスポーツ指導員やったかな、スポーツ指導員で教員で採ったりするケースみたいなんがあったりすると思いますけど、そういうのは今回も予算措置で計上して提案してますので、そういう部分は完全に否定はしないですけどね。かといって昭和50年の時みたいな規模でやれるかっていうとそれは難しいかもしれないので、民間の皆さんのご協力も得ながらやっていくということにはなると思いますけどね。

(質)要は取るか取らないか分からんということですね。
(答)民間に協力要請しておいて県庁は何もやらんのかっていうことにはならないとは思いますけども、規模感っていうのはよく議論していかないといけないとは思いますね。

〇県庁舎建物内禁煙の実施
(質)中央安全委員会でしたっけ、その辺の庁内組織で結論が出るんでしょうけど、一応県庁の建物からの喫煙を締め出すっていう、締め出すというか無くす、屋外に設けるとかいう条件が今のところ検討されてるんですが、その報告がまだまとまってないけども、それとは別個に知事自身はその喫煙というものに対しての、特にその公共施設、そこについてどういうお考えなんですか。
(答)一般論で言えば、来訪者への配慮とか、そういうものが必要であるというふうに思っていますので、そうだな、そういう人たちが快適な空間作りというのはその手法はいろいろあると思いますけれども、大事だというふうに思っています。今回中央安全衛生委員会で労使で議論してもらって、建物内禁煙の方向になるんだというふうに思いますけれども、これは何か締め出すというよりは、他県においても来訪者への配慮などにおいて既に32の県において建物内禁煙が実施されていますし、さらに三重県を含む6県ぐらいで建物内禁煙を新たにしようというふうな検討がなされているというふうにも聞いていますし、あと今回サミットで関係閣僚会議10個あるうちの9個、三重県以外がもう全て建物内禁煙になっているということも踏まえて、たばこ喫煙していただいている方からのたばこ税で税収もいただいていることも十分わかっていますし、個人の価値観やライフスタイルだからそれ自体を否定するということは良くないということも十分理解している上で、ご理解いただける対応を取るということじゃないかなと思いますけどね。

(質)総花的でいいんですけど、具体的にいうと例えば10年前の施設の状況と今の状況っていうのはかなり違うじゃないですか。少なくとも分煙的な部屋っていうのは無かったわけやし、10年ぐらい前は。今それを設けられて、あれほど委員会等でも喫煙されてた議会でさえ、今2カ所しか議事堂の中には吸う場所無いんですね。まあ1階のところの運転手さんたちのところ入れると3つ、3カ所ですけど。それからいくとそれなりに分煙に対して喫煙者が協力している部分もあって、これ以上またこの網を絞ってくっていう、建物から無くすということはそういうことですよね。そこのところは知事としては致し方なしと。
(答)様々な施設の修繕補修とか施設の管理とかを考えていくということや、財政的要請というものを考えないといけないと思うし、あとはそういう行政の庁舎における受動喫煙防止対策の全体的な流れ、それから今回サミットが開催されるということの機会、そういうのを総合的に考えれば私は一定やむを得ないのかなと思いますけどね。 

(質)知事自身は喫煙経験無いんですか。
(答)喫煙経験無いです。

(質)陰に隠れても。
(答)無いです。

〇自民党国会議員の発言
(質)国会ですけど、今その私はあれは全部が失言だとは思わないんだけど、一応その政局に近いからかもしれないですけど、自民党の閣僚であるとか、あのような発言っていうのが失言扱いになってて、要は資質的なことがどうのこうのとかあるって話なんですけど、それを政権の緩みというふうに指摘される方もいますが、その辺はどうお考えですか。
(答)どうですかね。政権の緩みもあれですけど、僕は官僚もやってたんで、もうちょっと例えば環境の日を6月5日を6月1日に間違えたみたいなんあったと思うんですが、あんなんちゃんと事務方がちゃんとサポートしてファクトをちゃんと書いてあげたり、教えてあげてたらいい話ではないかなとも思うし、役所側ももうちょいサポート、例えば誰とは言いませんけども、ある総理で漢字にちょっと難があられた方の場合は全部にふりがな振ったり大きい字で書いたりっていう工夫をやっぱり皆したし、それは皆で自分たち、好き嫌いあれど大臣として来てもらってるわけだから、それをちゃんと仕事をしてもらえるような環境作りっていうのは役所側でもしっかりやっていかないといけないなと思いますけどね。あとはやっぱりこういう選挙も近づいてきているので、やっぱりこの何ていうかな、対立あるいはこの攻撃、こういうのが強まってきているというのもあるのかなと思いますけどね。 

(質)役所のスタッフがこの大臣気に入らないから足引っ張ってやろうっていう感じもあるんですか。
(答)いやいや、それは深読みしすぎですわ。そこまで僕言ってないですけど。何か何ていうかな、もうちょい支えようっていうかな、あと歯舞(はぼまい)のやつは読めなかったんではないと島尻大臣おっしゃってますけども、ああいう例えばこうああいう歯舞何とかかんとか議員連盟っていう凄い長い協議会の名前が行で途中で切れてるとかやとなかなか読みにくかったり、ページがそこで変わったりしたら読みにくくするので、そういうのちゃんとちょっと配慮してやったげるとかそういう何か何ていうかな、あるいはちゃんとレクでちゃんと説明するとか、そういうこの環境作りっていうのは、そこまでやったらなあかんのかっていう人いるかもしれないですけど、僕は官僚はそういうのも、特に大臣周辺にいる人たちはそういうのも含めて環境作りしてあげたほうがいいかなとは思いますけど。でも全部が全部とは言いませんよ。中にはそういう言い方からくるかみたいな、真意はそうじゃなくても、そういうとこからスタートするとなかなか理解を得にくいよねみたいな発言される方もいらっしゃいますんでね、具体的に言うとあれなんで控えますけども。全部が全部じゃないですけど、中にはそういうもうちょっと役所もサポートしてあげたらいいのになって思うものもあります。 

(質)歯舞読める読めないと大臣の能力は別個ですからね。
(答)おっしゃるとおりですね。


                                                  了

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