平成23年4月に施行された「三重県子ども条例」に基づき、子どもを取り巻く環境や子どもと大人の関わりなどの意識や状況についてアンケート調査を実施し、その結果を取りまとめた「みえの子ども白書2016」を作成しました。
この白書は、「希望がかなうみえ 子どもスマイルプラン」のめざすべき社会像である「結婚・妊娠・子育てなどの希望がかない、すべての子どもが豊かに育つことのできる三重」の実現に向けた取り組みの参考とします。
1 主な結果概要
結果からは、次のようなことがみえてきました。
(1)大人の関わりと子どもの自己肯定感
子どもの自己肯定感を高めるには、地域や家庭、学校などにおける大人の関わりが重要
(2)体験・経験とコミュニケーション能力の関係
自然体験やスポーツなどを楽しむことができる環境づくりが重要
(3)高校生の結婚観や家族観などの意識
若者が結婚することや、子どもを持つことに関心を持てるようなライフプラン教育が重要
(4)男性の育児参画の意識
仕事と子育て等の両立を希望する男女がともに働き続けることができる職場環境づくりが重要
2 配布先等
(1)発行部数 【本冊】3,000部、【概要版】20,000部
(2)配布先 県内の保育所・幼稚園・学校、市町など
3 今後の活用
本白書から明らかになった、子どもが自分らしくいきいきと育つためには、子ども自身が夢や将来の希望を持ち、自分を大切な存在であると信じることができる「自己肯定感」を高めることが大切だということを、さまざまな機会をとらえて広く県民に周知し、子どもたちの笑顔あふれる地域社会づくりに向けて活用します。
4 その他
本白書の刊行は、平成24年3月の「みえの子ども白書2012」に続き2回目です。