「膝づめミーティング」(伊賀県民局管内)の概要
1.開催日時
平成15年5月23日(金)
15:35~17:35
2.開催場所
上野庁舎第3・4・5会議室
3.出席者
伊賀管内7市町村長
伊賀県民局での「膝づめミーティング」
4.知事挨拶
県政に取り組む姿勢、開催趣旨、行政経営品質向上等について
5.意見交換概要
各市町村長からの意見(前半)
知事コメント
(1)こういう機会を評価いただいたことについて感謝する。今回実施の成果を踏まえて、今後、予算を含めた全体の議論をする機会があっても良いのかなと思う。知恵を借りたい。
(2)人材交流については多いに進めたい。ただ、ややもすると天下りとして捉えられるので注意が必要。市町村合併により市町村の行政能力を高め、内発的に能力を高めていくにあたって、多いに役立てる人事交流になれば良いと思う。分権方針に沿って県は、県のあり方、県民局のあり方を検討するとともに、人事交流のあり方についても取組んで、道筋を明確にできれば良いと考えている。
(3)地域環境創造事業について、協働をより進展させる中で取組んでいければと思う。伊賀の取組は先進的。協働・連携で進められたらと思う。
(4)住民の意向を把握して、これを行政に生かし、その成果を住民が判断するというシステムの実現に向けて最大限努めたい。
(5)三位一体改革については市長会、町村会、議会等と連携し、強く、厳しく取組んでいく。
(6)合併後の新市のあり方について、今後の取組として、地域内分権研究会をつくっていきたい。伊賀市の取組については先進的であると評価しており、アドバイザーを派遣するなど、モデル的に支援していこうと思うので、さらに取組を進めてほしい。
(7)人権・同和問題の県の側面支援については現在、広域人権まちづくり推進協議会で取組んでいるが、今後、県民局と十分連絡をとって支援していきたい。
(8)農業にかかる事業について、新たな事業は計画の段階から地域の方にできるだけ参画いただけるようにしたい。地域の意向への配慮が不足している土地改良事業等について、具体的な事例があれば、教えて欲しい。
(9)農業集落排水事業事業について担当部が改善案を示してきており、現在検討中である。
(10)行政経営品質について市町村と協働で取組ができればと思う。新市ができた時に新しい行政体の運営のあり方について取組んでいただければと思う。県からも支援できることはしたい。
(11)県の財政健全化計画は、9月あるいは12月議会で示せるようにしたい。
(12)芭蕉生誕360年事業については県あげて取組んでいく。
(13)「県民が主人公」ということについて、県政の主役は県民であり、意向を聞くことは必要。ただ、何でも迎合するものではない。迎合主義と、意向を聞くことは別問題。
各市町村長からの意見(後半)
知事コメント
(1)関西本線複線電化については難しいが一緒に協力して取組んでいきたい。
(2)名神・名阪への連絡道について優先的に努力をしたい。
(3)転作の問題について県の取組としてはなかなか難しいが、地産地消の取組の強化の中で考えていきたい。
(4)老人ホームについては、デイケアサービスなど小規模な取組を県の方で事業化を検討している。
(5)精神、障害児の制度については要望の趣旨を関係部局へ伝える。
(6)上野市の条例の取組はモデルになるようにさらに進めてほしい。
(7)長野トンネルは来年度着工する。
(8)県民局のあり方は、県のあり方検討会の中で見直す。県民局によっては機能強化ではなく、機能を見直すことが必要なところも出てくる。また検討会の中で、生活創造圏事業やしあわせプランの関係も出てくる。
(9)こうした機会を通して、県政についての共通認識がより深まることが大事。いろいろな機会を通して意見交換していきたい。