「膝づめミーティング」(北勢県民局管内)の概要
1.開催日時
平成15年5月13日(火)
14:00~17:12
2.開催場所
北勢県民局第11会議室
3.出席者
北勢管内17市町村長(桑名市は助役が代理出席)。
北勢県民局での「膝づめミーティング」
4.知事挨拶
県政の当面の課題、県政に取り組む姿勢、開催趣旨、行政経営品質向上等について
5.意見交換概要
各市町村長からの意見
知事コメント
(1)個別の問題については、今後も伺う機会があるので、もれる部分があったらお許し願いたい。
(2)特区の課題については、県も積極的に協力したい。
(3)県のシステムをもっとトータルなものにしたい。行政経営品質は県民、住民を軸に、職員の満足度も含めた行政運営における最高のツール。ご要望があれば職員の派遣や資料提供など、支援したい。また、職員の人事評価のあり方についても、県ではマネージャー以上に評価制度を導入しており、これを組合とも話し合いながら一般職員にも拡大して行こうとしている。
(4)住民の意向を把握して、これを行政に生かし、その成果を住民が判断するというシステムの実現に向けて最大限努めたい。
(5)中心市街地の活性化は難しい課題だが、市町村の支援をできる仕掛けを工夫したい。
(6)震災における液状化対策は重要な課題。県としての対応をまとめて行きたい。
(7)派出所の問題は、住民の安心にとって重要な課題。国への要望も含めて県の考え方をまとめたい。
(8)旧同和地区の住居の払い下げの問題は十分認識がなかった。研究したい。
(9)スポーツクラブの法人化の問題についても、勉強したい。
(10)土石流対策については、6月議会後、できる限り各地を回る予定なので、その中で現場の視察もしたい。
(11)中空の騒音の問題については、理解したので、担当によく聞いておく。
(12)開発の規制に伴う市町村と県との連携については、実態を勉強して研究したい。
(13)県の補助メニューにない「ふれあい会館」のようなものについては、担当者によく事情を聞いておく。
(14)幼保一元化の問題は、県だけの対応ではできないが、今できることと将来こうあるべきことを区別して、必要があれば国に要望したい。
(15)三重県らしい魅力ある農業の振興に取組み、国に要望したい。
意見交換
各首長から次のような意見・発言があった。
- 大安町長から、県から基準のあいまいなアンケートが多いとの発言。
- 員弁町長から教育問題が重要との意見。
- 藤原町長から産廃税を最終処分場だけでなく、リサイクルを育てる方向で体系を見直してほしいという意見。
- 楠町長から教育委員会など行政委員会が、ほんとうに機能しているのか疑問に思っているとの発言。
- 知事から次のような発言があった。
- 現在はお金がないことが一番つらい。お金(税収)を増やす提案があれば、増えた分をバックすることも考えたい。
- 行政経営品質の考え方を教育にも広めてゆく。
- 教育委員会の問題は、文科省の責任が大きい。システムがまちがっている。しかし、現場から努力を積み上げ解決へつなげる道も広がってきたので、市町村と協力して努力して行きたい。