三重県文化会館では、2017年度より、認知症の介護現場に演技の手法を取り入れた取り組みで近年注目を集める俳優・介護福祉士の菅原直樹さんをお招きし、3年間のアートプロジェクトを立ち上げます。私たちにとって身近なテーマとなりつつある「介護」と「老い」という2つの視点から、県内各地で3年にわたる事業を展開し、医療・介護の両面から専門家を招き、3年間の記録を分析・調査したレポートを冊子として発行します。
1年目の実施事業
「介護に寄り添う演技」体験講座
講師:菅原直樹(「老いと演劇」OiBokkeShi主宰・俳優・介護福祉士・岡山県奈義町アートデザインディレクター)
遊びを通してリハビリを行う「遊びリテーション」や、認知症の人とのコミュニケーションを考えるロールプレイングなど、介護に演技の手法を取り入れることで、介護する側もされる側も、お互いがもっと楽に気持ちよく過ごせる、ちょっとした気づきを得る体験講座です。
《実施先》
■特定医療法人暲純会 武内病院
2017年5月24日(水曜日)13:30~16:30
対象:看護師 約20名
■高田短期大学 キャリア育成学科 介護福祉コース
2017年6月30日(金曜日) 13:00~14:30、16:20~17:50
対象:2年生 17名(うち2名留学生含む)
■認知症家族の会 家族介護教室(会場:四日市なやプラザ)
2017年7月19日(水曜日)13:00~15:30
対象:認知症の方のご家族 約20名
■社会福祉法人敬愛会 特別養護老人ホーム慈宗院
2017年8月29日(火曜日)13:30~15:30
対象: 同グループ内の障害者支援施設、救護施設も含めた職員 約30名
■みどりの丘カフェ(会場:三重県男女共同参画センター「フレンテみえ」)
2017年9月23日(土曜日)10:00~12:00
対象:カフェ参加者(認知症の方のご家族や介護関係者)
見る・知る・感じる、認知症ケアの知恵ぶくろ
認知症サポーター養成講座、認知症カフェ、講演会といった多彩なプログラムを用意し、
1日を通して複合的に認知症について学べる公募型のイベントです。
日時:2017年8月30日(水曜日) 10:00~17:00
会場:三重県総合文化センター内(大研修室・中研修室・レセプションルーム)
主催:三重県文化会館・三重県生涯学習センター・三重県男女共同参画センター「フレンテみえ」
協力:公益社団法人認知症の人と家族の会
後援:三重県
《プログラム》
■10:00~11:30 認知症サポーター養成講座 会場:大研修室
進行:三重県健康福祉部長寿介護課 《定員》60名
認知症の基礎知識から対処法を体系的に学びます。サポーターは何か特別なことをするのでなく、自分の
できる範囲で、認知症の人や家族を温かく見守る応援者になってもらいます。講座修了後は、認知症サポー
ターの証としてオレンジリングを進呈。
■10:00~11:30 認知症カフェ 会場:中研修室
認知症のご本人やそのご家族のほか、関心のある誰もが集まり、自由に仲間づくりや情報交換を行うサロ
ンです。
■12:30~14:30 講演会 会場:大研修室
介護のカリスマ三好春樹さんと、認知症のご家族を9年にわたって介護された津市在住の多賀洋子さんをお
招きします。
・ 三好春樹 演題:「新しい認知症ケア」~人間学から考える~
1950年、広島県生まれ。特別養護老人ホームの生活指導員として勤務後、理学療法士となる。1985年に
「生活とリハビリ研究所」を設立。年間200回を超える講演活動と実技指導で、現場に絶大な支持を得てい
る介護分野の第一人者。主な著書に『関係障害論』『認知症介護』(雲母書房)『じいさん・ばあさんの愛
しかた』(新潮文庫)『なぜ、男は老いに弱いのか』(講談社文庫)『完全図解新しい介護』(講談社)な
ど多数。
・ 多賀洋子 演題:「楽しく 笑って しゃべって」
1942年、京都市生まれ。1965年、京都大学薬学部卒業。2002年、夫の退職を期に三重県津市に移住。こ
のころから夫に認知症の症状が表れる。2006年、夫がアルツハイマー型認知症と診断される。デイサービス
を受けながら在宅介護。2010年、夫 特別養護老人ホームに入所。2011年12月に夫 逝去。現在、介護相談
ボランティアや講演活動をしている。主な著書に『ふたたびのゆりかご アルツハイマー型認知症の夫と笑い
合う日々』(講談社)『認知症介護に行き詰まる前に読む本「愛情を込めたウソ」で介護はラクになる』
(講談社)『認知症介護が楽になる本 介護職と家族が見つけた関わり方のコツ』※三好春樹さんとの共著
(講談社)。
■15:00~17:00 体験講座「老いと演劇のワークショップ」 会場:レセプションルーム
講師:菅原直樹 《定員》30名
(「老いと演劇」OiBokkeShi主宰・俳優・介護福祉士・岡山県奈義町アートデザインディレクター)
演じることを通して、認知症の人とその家族や介護職員が共に楽に気持ちよく過ごすためのちょっとした
気づきを得る体験型の講座。認知症の人の「ぼけ」を正すのでなく、「演技」で自然に受け止める。介護の
現場に演劇の知恵を活かして、認知症の人との「いまここ」を楽しみましょう!
1日を通して複合的に認知症について学べる公募型のイベントです。
日時:2017年8月30日(水曜日) 10:00~17:00
会場:三重県総合文化センター内(大研修室・中研修室・レセプションルーム)
主催:三重県文化会館・三重県生涯学習センター・三重県男女共同参画センター「フレンテみえ」
協力:公益社団法人認知症の人と家族の会
後援:三重県
《プログラム》
■10:00~11:30 認知症サポーター養成講座 会場:大研修室
進行:三重県健康福祉部長寿介護課 《定員》60名
認知症の基礎知識から対処法を体系的に学びます。サポーターは何か特別なことをするのでなく、自分の
できる範囲で、認知症の人や家族を温かく見守る応援者になってもらいます。講座修了後は、認知症サポー
ターの証としてオレンジリングを進呈。
■10:00~11:30 認知症カフェ 会場:中研修室
認知症のご本人やそのご家族のほか、関心のある誰もが集まり、自由に仲間づくりや情報交換を行うサロ
ンです。
■12:30~14:30 講演会 会場:大研修室
介護のカリスマ三好春樹さんと、認知症のご家族を9年にわたって介護された津市在住の多賀洋子さんをお
招きします。
・ 三好春樹 演題:「新しい認知症ケア」~人間学から考える~
1950年、広島県生まれ。特別養護老人ホームの生活指導員として勤務後、理学療法士となる。1985年に
「生活とリハビリ研究所」を設立。年間200回を超える講演活動と実技指導で、現場に絶大な支持を得てい
る介護分野の第一人者。主な著書に『関係障害論』『認知症介護』(雲母書房)『じいさん・ばあさんの愛
しかた』(新潮文庫)『なぜ、男は老いに弱いのか』(講談社文庫)『完全図解新しい介護』(講談社)な
ど多数。
・ 多賀洋子 演題:「楽しく 笑って しゃべって」
1942年、京都市生まれ。1965年、京都大学薬学部卒業。2002年、夫の退職を期に三重県津市に移住。こ
のころから夫に認知症の症状が表れる。2006年、夫がアルツハイマー型認知症と診断される。デイサービス
を受けながら在宅介護。2010年、夫 特別養護老人ホームに入所。2011年12月に夫 逝去。現在、介護相談
ボランティアや講演活動をしている。主な著書に『ふたたびのゆりかご アルツハイマー型認知症の夫と笑い
合う日々』(講談社)『認知症介護に行き詰まる前に読む本「愛情を込めたウソ」で介護はラクになる』
(講談社)『認知症介護が楽になる本 介護職と家族が見つけた関わり方のコツ』※三好春樹さんとの共著
(講談社)。
■15:00~17:00 体験講座「老いと演劇のワークショップ」 会場:レセプションルーム
講師:菅原直樹 《定員》30名
(「老いと演劇」OiBokkeShi主宰・俳優・介護福祉士・岡山県奈義町アートデザインディレクター)
演じることを通して、認知症の人とその家族や介護職員が共に楽に気持ちよく過ごすためのちょっとした
気づきを得る体験型の講座。認知症の人の「ぼけ」を正すのでなく、「演技」で自然に受け止める。介護の
現場に演劇の知恵を活かして、認知症の人との「いまここ」を楽しみましょう!
お問い合わせ先
・三重県文化会館所在地:三重県津市一身田上津部田1234
TEL:059-233-1100