いなべ市藤原町西之貝戸川と小滝川で発生した土石流
三重県いなべ市藤原町の西之貝戸川と小滝川では,平成10年以降,平成11年に2回,平成14年,平成15年8月と6年間に5回の土石流が頻発しています。とりわけ,平成14年7月17日に発生した土石流は,平成10年の10倍を越える大規模なものでしたが,設置してきた砂防えん堤が大きな効果を発揮し,床下浸水3戸のみにとどめることが出来ました.
さらに,平成15年8月8~9日にかけて発生した土石流も大規模なものでしたが,平成14年の土石流災害にともない緊急に実施した砂防工事や警戒避難活動を支援する情報提供に加えて,地元藤原町や住民の機敏な警戒避難活動が功を奏し,家屋等への被害はありませんでした.