旬のおさかな情報
No.19 ゴマサバ 2014年12月16日
ゴマサバ
ゴマサバ 尾叉長39.5㎝ 南伊勢町贄浦 平成26年12月15日撮影
夏にも紹介しましたが、再びゴマサバをお勧めします。12月に入って、それまで空前の好漁でにぎわっていたマイワシが姿を消し、まき網の水揚げがなくなったかと思っていたのですが、突然大型のゴマサバが大挙して来遊してきたようです。
ゴマサバは、本来はマサバと同じ秋から冬が旬なんですが、熊野灘では毎年決まって獲れるわけではありません。しかし、何といっても冬のサバです。獲れるなら美味しいに決まっています。
ゴマサバ 体半身の断面・@南伊勢町贄浦産 平成26年12月15日撮影
上の写真はゴマサバの片身の中央付近の断面で、上が左体側になります。向かって左の腹側はもちろん、背側の筋肉にも白い脂肪が差し込んでいるのがお分かりいただけると思います。この状態だと、ゴマサバの欠点といわれるような、火を通すと身が固くなるようなこともなく、煮ても焼いても大変おいしく召し上がれます。
例年にない突然の好漁とのことで、値段も安いようです。しかも、いつまで続くかわかりません。今が狙い時ですよ。
(2014年12月16日掲載 企画・資源利用研究課)
まき網漁業(水産資源課へのリンク)