2010年12月28日
アーカイバルタグ(記録型標識)を装着したブリを神奈川県沿岸で放流しました
水産研究所 資源開発管理研究課
ブリの標識放流について
本調査は、太平洋側におけるブリの回遊経路や産卵場を明らかにすることを目的として、水産総合研究センターをはじめとする研究機関が共同で調査を行っています。今回は神奈川県で調査を行いました。
アーカイバルタグには回遊中の水温、水深、照度が記録され、これらの情報から位置を推定することが可能で、その魚の回遊経路を知ることができます。
今回の放流状況
2010年10月25日神奈川県三浦市で尾叉長45cmのイナダ1尾、10月28日に、尾叉長42~44cmのイナダ5尾、11月18日に尾叉長62cmのワラサ1尾、12月10日に尾叉長43cmのイナダ1尾にアーカイバルタグを装着後、城ヶ島沖にて放流しました。標識ブリには腹側にセンサーの出たアーカイバルタグ、背中側に矢尻型のダートタグ2本が付けられています。
報告のお願い
標識の装着されたブリを漁獲された場合には、以下の項目について報告お願いします。可能であれば魚体を冷蔵保存して下さい。その魚の年齢、性別、成熟度を調べます。
- 漁獲年月日
- 漁獲場所(可能であれば緯度、経度)
- 標識の番号(アーカイバルタグはケーブルを切断せずに保管お願いします。)
- 漁具・漁法
- 尾叉長と体重(魚体を冷蔵保存お願いします。買い取り致します。)
- 漁獲された方のお名前、住所、電話番号(記念品をお送りします。)
連絡先 …標識ブリを漁獲されましたら、ご連絡お願いします。
三重県水産研究所 資源開発管理研究課
〒517-0404 三重県志摩市浜島町浜島3564-3
Tel:0599-53-0016、Fax:0599-53-2225