ヨシエビの放流適地に関する情報
情報
平成20年度(2008年度)調査結果
揖斐川,朝明川,鈴鹿川,中ノ川,田中川,志登茂川,安濃川,雲出古川,外城田川の各河口
平成21年度(2009年度)調査結果
雲出古川,雲出川,三渡川,阪内川,櫛田川,祓川,笹笛川,大堀川,外城田川,勢田川の各河口,池の浦,伊雑ノ浦
情報の収集とその扱いについて
- 放流実施地点と候補地点にて,エクマンバージ採泥器で表層泥を採取し,粒度組成とAVS(酸揮発性硫化物)を調査しました。
- 候補地点の選定は,漁船等への積み替え等ハンドリングによる稚エビへの悪影響と作業を軽減させるため,輸送トラックを駐車できサイホンで直接放流できる場所を選びました。
適切に放流し,効果をあげるための知識
- 放流サイズのエビが生息する場所へ放流 ⇒ 泥質の河口干潟。
- 放流直後の被食を防ぐ ⇒ すぐに潜砂させること(水面にばら撒くのは厳禁)
- 放流直後の混獲を防ぐ ⇒ 漁獲は最速でも翌春以降です。
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伊勢湾におけるヨシエビの生態産卵期 ⇒ 7~9月,湾内
- 幼若期 ⇒ 陸水の影響を受ける潮干帯に着底。体長7~8cmで,干潟を離れ沖合に移動。
- 成体期 ⇒ 幼若期同様,甲殻類や多毛類を捕食。低水温期は(11~4月)は成長せず。満1歳で成熟し産卵。