沿岸定線観測結果
2023年12月熊野灘(18-19日、調査船「あさま」84トン)
調査結果の概要
調査時の水温は、表面では18.6~19.9℃、50mでは17.7~19.9℃、100mでは14.9~19.3℃、200mでは 11.2~12.9℃の範囲にあった。測点13,29,30を除く測点では、表面~200mでは概ね平年並の測点が多かったが、 測点12、14の100mでは平年より2℃前後高め、測点6の100~200mでは平年より1.4℃前後低めであった。 測点13,29,30では、表面~20mでは平年より2.5℃前後、50m以深では平年より0.5~5℃前後低めであった。
塩分は、表面34.40~34.48、20mでは34.39~34.48、200mでは34.38~34.45の範囲にあり、平年並で あった。 観測時の黒潮は、遠州灘沖で31°N付近まで達する大蛇行流路(A型)であったため、調査では黒潮に達しな かった。 北部沿岸の表層では、北東~東方向に約0.7~1.0ktの流れが観測された。
調査の概要
調査海域及び定点 熊野灘(下図)
調査員 宮本 敦史
使用観測機器
・水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD:SeaBird社製SBE-9plus
:鶴見精機製XCTD
D O:JFEアドバンテック社製
Rinko-Profiler ASTD 152
クロロフィル:WetLab社製 Eco-AFL
・流向流速計ADCP:RD社製300kHz
*平年値:1991-2020年(測点29,30は2002-2020年)
*観測データ、印刷用PDFのダウンロードはインデックスページをご利用ください。