沿岸定線観測結果
2023年11月熊野灘(14-15日、調査船「あさま」84トン)
調査結果の概要
調査時の水温は、表面では22.3~23.0℃、50mでは20.3~23.0℃、100mでは16.3~20.3℃、200mでは 10.6~14.5℃の範囲にあった。測点13,29,30を除く測点では、表面~50mでは概ね平年より1℃前後、100m ~200mでは概ね平年より1~3℃前後高めであった。測点13,29,30では、表面~20mでは平年より1~2℃前後、 50m以深では概ね平年より1~6℃前後低めであった。
塩分は、表面、20mでは34.10~34.30、200mでは34.35~34.54の範囲にあり、概ね平年並であったが、 100m以深ではやや高めであった。 観測時の黒潮は、遠州灘沖で31°N以南まで達する大蛇行流路(A型)であったため、調査では黒潮に達しな かった。 沖合の表層では、西~南西方向に0.5kt前後の流れが観測された。
調査の概要
調査海域及び定点 熊野灘(下図)
調査員 駒田 文菜
使用観測機器
・水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD:SeaBird社製SBE-9plus
:鶴見精機製XCTD
D O:JFEアドバンテック社製
Rinko-Profiler ASTD 152
クロロフィル:WetLab社製 Eco-AFL
・流向流速計ADCP:RD社製300kHz
*平年値:1991-2020年(測点29,30は2002-2020年)
*観測データ、印刷用PDFのダウンロードはインデックスページをご利用ください。