沿岸定線観測結果
2023年1月熊野灘（6-7日、調査船「あさま」84トン）
調査結果の概要
調査時の水温は、表面では18.0～22.2℃、50mでは17.8～19.6℃、100mでは15.9～19.0℃、200mでは11.2～14.2℃の範囲にあった。水温は北東部を中心に広い範囲で高め～かなり高めで、Stns.29,30を除くと、平年に比して表面～50mで2.0℃、100mでは2.4℃も高かった。
塩分は、表面では34.42～34.50、20mでは34.42～34.50、200mでは34.37～34.51の範囲にあった。塩分は、水深50mまでは全定点で、100mでは2点以外の定点で平年値より低かった。
観測時の黒潮は、遠州灘沖で31°N以南まで南下したあと、御前崎沖を北上し、三宅島の南を通過する大蛇行流路（A型）であった。このため、調査では黒潮に達しなかった。
御前埼沖の黒潮屈曲部から生じた反流が、熊野灘海域に波及していた。
調査の概要
調査海域及び定点 熊野灘（下図）
調査員 丸山 拓也
使用観測機器
・水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD：SeaBird社製SBE-9plus
：鶴見精機製XCTD
D O：SeaBird社製SBE43
クロロフィル：WetLab社製 Eco-AFL
・流向流速計ADCP：RD社製300kHz
＊観測データ、印刷用PDFのダウンロードはインデックスページをご利用ください。
