沿岸定線観測結果
2022年2月熊野灘（1-2日、調査船「あさま」79トン）
調査結果の概要
調査時の水温は、表面では17.8～19.5℃、50mでは17.4～19.5℃、100mでは14.7～18.6℃、200mでは12.9～15.5℃の範囲にあった。水温は高め基調で、特に北部沖合や沿岸域でかなり高めであった。表面のStn.20、50mのStns.9,14,20、100mのStns.14,26、200mのStn.14、300mのStn.14では、同月の観測史上最高水温を更新した。
塩分は、表面では34.61～34.74、20mでは34.61～34.73、200mでは34.47～34.57の範囲にあり、おおむね平年並であったが、200mではやや高めであった。
観測時の黒潮は、熊野灘沖で30°N以南まで南下して御前埼に向かって北上する大蛇行流路（A型）であった。
熊野灘には黒潮からの内側反流が波及しており、1kt前後の速さで南下していた。
調査の概要
調査海域及び定点 熊野灘（下図）
調査員 丸山 拓也
使用観測機器
・水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD：SeaBird社製SBE-9plus
：鶴見精機製XCTD
D O：SeaBird社製SBE43
クロロフィル：WetLab社製 Eco-AFL
・流向流速計ADCP：RD社製300kHz
＊観測データ、印刷用PDFのダウンロードはインデックスページをご利用ください。
