沿岸定線観測結果
2021年11月熊野灘(15-16日、調査船「あさま」79トン)
調査結果の概要
調査時の水温は、表面では21.8~22.9℃、50mでは21.1~22.8℃、100mでは16.8~18.3℃、200mでは11.6~13.4℃の範囲にあった。南部の沖合海域を除くと、おおむね平年並~やや高めの水温であった。表面から60m前後は、よく混合した暖水におおわれていた。
塩分は、表面では33.95~34.17、20mでは33.93~34.17、200mでは34.39~34.48の範囲にあった。表面から50mでは、平年より低めの観測点が多かった。一方、100mでは平年より高めの塩分が目立ち、200m以深ではおおむね平年並であった。
観測時の黒潮は、遠州灘沖で30°N以南に達する大蛇行流路(A型)であった。このため、観測では黒潮に達しなかった。
表層では南西向きに0.6kt前後の流れが観測された。
調査の概要
調査海域及び定点 熊野灘(下図)
調査員 丸山 拓也
使用観測機器
・水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD:SeaBird社製SBE-9plus
:鶴見精機製XCTD
D O:SeaBird社製SBE43
クロロフィル:WetLab社製 Eco-AFL
・流向流速計ADCP:RD社製300kHz
*観測データ、印刷用PDFのダウンロードはインデックスページをご利用ください。