沿岸定線観測結果
2020年3月熊野灘(12-13日、調査船「あさま」79トン)
調査結果の概要
調査時の表面水温は17.2~18.8℃、50mでは17.1~18.1℃、100mでは16.0~17.7℃、200mでは13.3~14.8℃の範囲にあった。南部沖合域を除き、表面~100mでは平年よりも1~3℃高め、200mでは2℃前後高めであった。熊野灘の広範囲で高水温が顕著で、Stns.20,22の50m、Stn.12の100mでは3月としては観測開始以来の最高水温を更新した。また、Stns.1,8の50m、Stns.6,23の100mでは3月としては観測史上2番目の高水温であった。
表面の塩分は34.560~34.676、20mの塩分は34.627~34.670の範囲にあり、熊野灘全域で、概ね平年並であった。
今月の観測では、熊野灘全域で1ノットを越えるような流れは観測されず、比較的単調な海況であった。
調査の概要
調査海域及び定線 熊野灘(下図)
調査員 久野 正博
使用観測機器
・水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD:SeaBird社製SBE-9plus
:鶴見精機製XCTD
DO:SeaBird社製SBE43
クロロフィル:WetLab社製 Eco-AFL
・流向流速計ADCP:RD社製300kHz
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