沿岸定線観測結果
2020年1月熊野灘(21-22日、調査船「あさま」79トン)
調査結果の概要
調査時の表面水温は17.2~19.0℃、50mでは16.8~18.5℃、100mでは16.2~18.4℃、200mでは10.1~13.7℃の範囲にあった。表面~100mでは、平年並~2℃前後高めであった。200mでは沿岸域で平年より1℃前後高め、沖合域では平年並~1℃前後低めであった。
Stn.30における1,000mでは、3ヶ月連続で3℃を下回る低水温(2.97℃)を観測した。
表面の塩分は34.559~34.619、20mの塩分は34.559~34.620の範囲にあり、平年並~やや低めであった。
今月の観測では、熊野灘北部沖合域から熊野灘南部の広範囲で、黒潮内側反流に対応する南西への流れが観測されたが、特に速い流れではなかった。
調査の概要
調査海域及び定線 熊野灘(下図)
調査員 丸山 拓也
使用観測機器
・水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD:SeaBird社製SBE-9plus
:鶴見精機製XCTD
DO:SeaBird社製SBE43
クロロフィル:WetLab社製 Eco-AFL
・流向流速計ADCP:RD社製300kHz
*観測データ、印刷用PDFのダウンロードはインデックスページをご利用ください。