沿岸定線観測結果
2019年12月熊野灘(4-5日、調査船「あさま」79トン)
調査結果の概要
調査時の表面水温は20.2~20.9℃、50mでは19.1~20.8℃、100mでは14.4~18.6℃、200mでは9.5~12.5℃の範囲にあった。表面では平年より1℃前後高め、50mでは平年より1~2℃前後高めであった。100mでは中部の一部で平年より1~2℃前後高めの他は、平年並~1℃前後低めであった。200mでは沿岸域で平年並、沖合域で平年より1℃前後低めであった。
Stn.30における1,000mでは、先月に引き続き3℃を下回る低水温(2.97℃)を観測した。
表面の塩分は34.21~34.35、20mの塩分は34.22~34.35の範囲にあり、全域で平年より低めであった。
今月の観測では、熊野灘中部沖合域から熊野灘南部沿岸域で、黒潮内側反流に対応する流れが観測されたが、特に速い流れではなかった。
調査の概要
調査海域及び定線 熊野灘(下図)
調査員 丸山 拓也
使用観測機器
・水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD:SeaBird社製SBE-9plus
:鶴見精機製XCTD
DO:SeaBird社製SBE43
クロロフィル:WetLab社製 Eco-AFL
・流向流速計ADCP:RD社製300kHz
*観測データ、印刷用PDFのダウンロードはインデックスページをご利用ください。