沿岸定線観測結果
2019年6月熊野灘(4-5日、調査船「あさま」79トン)
調査結果の概要
調査時の表面水温は21.1~24.4℃、50mでは17.5~21.1℃、100mでは15.7~17.5℃、200mでは11.5~14.3℃の範囲にあった。南部沖合域を除き、表面~50mでは沿岸域で平年並の他は平年より1~3℃前後高め、100m~200mでは平年より1~2℃高めであった。
表面の塩分は33.59~34.58、20mの塩分は34.28~34.58の範囲にあり、平年並~やや高めであった。
観測時の黒潮は大蛇行流路で、33°N以南に離岸していたため、黒潮に達することはできなかった。今月の調査では、熊野灘北部沖合域で北東へ1.0~1.5ノット前後の流れが観測されたが、沿岸域では特に速い流れは観測されなかった。
調査の概要
調査海域及び定線 熊野灘(下図)
調査員 久野 正博・笹木 大地
使用観測機器
・水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD:SeaBird社製SBE-9plus
:鶴見精機製XCTD
DO:SeaBird社製SBE43
クロロフィル:WetLab社製 Eco-AFL
・流向流速計ADCP:RD社製300kHz
*観測データ、印刷用PDFのダウンロードはインデックスページをご利用ください。