沿岸定線観測結果
2018年11月熊野灘(6-7日、調査船「あさま」79トン)
調査結果の概要
調査時の表面水温は21.0~22.5℃、50mでは21.1~22.5℃、100mでは14.9~20.2℃、200mでは9.8~12.6℃の範囲にあった。南部沖合域を除き、表面では概ね平年並、50mでは平年並~1℃前後高め、100mではStn.8で平年より3℃近く高めの他は平年並~1℃前後低め、200mでは平年並~1℃前後低めであった。
表面の塩分は32.97~34.12、20mの塩分は33.76~34.13の範囲にあり、平年より低め~かなり低めで、特に沿岸域で低塩分が顕著であった。
観測時の黒潮は大蛇行流路で、33°N以南に離岸していたため、昨年の9月から引き続いて黒潮に達することはできなかった。今月の調査では、熊野灘の広範囲で、西~南西へ1.0~1.5ノット前後の比較的速い流れが観測された。
調査の概要
調査海域及び定線 熊野灘(下図)
調査員 久野 正博
使用観測機器
・水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD:SeaBird社製SBE-9plus
DO:SeaBird社製SBE43
クロロフィル:WetLab社製 Eco-AFL
・流向流速計ADCP:RD社製300kHz
*観測データ、印刷用PDFのダウンロードはインデックスページをご利用ください。