沿岸定線観測結果
2018年4月熊野灘(9-10日、調査船「あさま」79トン)
調査結果の概要
調査時の表面水温は16.2~18.4℃、50mでは15.3~17.7℃、100mでは14.7~15.8℃、200mでは10.4~13.5℃の範囲にあった。極端な高水温や低水温は観測されず、概ね平年並であったが、北部で平年並~やや高め、南部で平年並~やや低めの傾向であった。
表面の塩分は34.39~34.67、20mの塩分は34.40~34.67の範囲にあり、概ね平年並であった。Stn.22の表層で3月に観測された記録的な低塩分は解消していた。
観測時の黒潮は大蛇行流路で、33°N以南に離岸していたため、昨年の9月から引き続いて黒潮に達することはできなかった。今月は特に強い流れは観測されなかった。
調査の概要
調査海域及び定線 熊野灘(下図)
調査員 久野 正博・岡田 誠
使用観測機器
・水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD:SeaBird社製SBE-9plus
DO:SeaBird社製SBE43
クロロフィル:WetLab社製 Eco-AFL
・流向流速計ADCP:RD社製300kHz
*観測データ、印刷用PDFのダウンロードはインデックスページをご利用ください。