沿岸定線観測結果
2018年1月熊野灘(15-16日、調査船「あさま」79トン)
調査結果の概要
調査時の表面水温は15.8~17.3℃、50mでは14.6~17.2℃、100mでは13.6~17.2℃、200mでは10.7~12.8℃の範囲にあった。表面では、Stn.22で平年よりやや高めの他は平年並~やや低めであった。50mでは概ね平年並、100mでは熊野灘中部沖合で平年よりやや高めの他は平年並~やや低め、200mでは全域で平年並~低めであった。
表面の塩分は34.61~34.69、20mの塩分は34.61~34.68の範囲にあり、南部沖合域を除き、平年並~やや高めであった。
観測時の黒潮は大蛇行流路で、33°N以南に離岸していたため、昨年の9月から引き続いて黒潮に達することはできなかった。黒潮内側反流に対応する南西への流れが卓越していたが、特に強い流れは観測されなかった。
調査の概要
調査海域及び定線 熊野灘(下図)
調査員 笹木 大地
使用観測機器
・水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD:SeaBird社製SBE-9plus
DO:SeaBird社製SBE43
クロロフィル:WetLab社製 Eco-AFL
・流向流速計ADCP:RD社製300kHz
*観測データ、印刷用PDFのダウンロードはインデックスページをご利用ください。