沿岸定線観測結果
2017年7月熊野灘(6-7日、調査船「あさま」79トン)
調査結果の概要
調査時の表面水温は22.7~27.5℃、50mでは16.9~24.7℃、100mでは14.3~22.4℃、200mでは11.0~18.7℃の範囲にあった。表面~50mでは熊野灘中部で平年よりやや高めの他はほぼ平年並、100mでは平年並~やや高め、200mでは概ね平年並であった。
表面の塩分は31.59~34.32、20mの塩分は34.08~34.57の範囲にあり、全域で平年並~やや高めであった。黒潮域の塩分は、表層では平年並であったが、75~150m付近では高塩分が顕著で、Stn.30の123mでは34.98psuの高塩分を観測した。
観測時の黒潮北縁は33°20′N付近にあり、ほぼ東へ4ノット以上の流れであった。
調査の概要
調査海域及び定線 熊野灘(下図)
調査員 久野 正博
使用観測機器
・水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD:SeaBird社製SBE-9plus
DO:SeaBird社製SBE43
クロロフィル:WetLab社製 Eco-AFL
・流向流速計ADCP:RD社製300kHz
*観測データ、印刷用PDFのダウンロードはインデックスページをご利用ください。