沿岸定線観測結果
2017年6月熊野灘(1-2日、調査船「あさま」79トン)
調査結果の概要
調査時の表面水温は20.8~24.5℃、50mでは15.7~21.9℃、100mでは13.7~19.1℃、200mでは11.3~14.6℃の範囲にあった。表面では全域で平年並~1℃高め、50mでは沿岸域で平年より1~2℃低め、沖合域で1~2℃高めであった。100mでは沿岸域で平年より1℃前後低めの他は平年並~2℃高め、200mでは沖合域で平年より1℃前後高めの他は概ね平年並であった。
表面の塩分は34.19~34.64、20mの塩分は34.49~34.70の範囲にあり、全域で平年並~かなり高めであった。特に熊野灘中部の20m~50mでは高塩分が顕著で、Stn.6の20mおよびStn.12の50mでは6月としては1966年の観測開始以来の最高値を更新した。
観測時の黒潮北縁は33°05′N付近にあり、東南東へ3ノット以上の流れであった。
調査の概要
調査海域及び定線 熊野灘(下図)
調査員 久野 正博
使用観測機器
・水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD:SeaBird社製SBE-9plus
DO:SeaBird社製SBE43
クロロフィル:WetLab社製 Eco-AFL
・流向流速計ADCP:RD社製300kHz
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