沿岸定線観測結果
2016年11月熊野灘(1-2日、調査船「あさま」79トン)
調査結果の概要
調査時の表面水温は21.3~25.8℃、50mでは21.5~25.7℃、100mでは16.5~23.2℃、200mでは11.7~18.9℃の範囲にあった。表面では黒潮域で平年よりやや高めの他は平年並、50mでは全域で平年並~1℃高め、100mでは全域でほぼ平年並、200mでは平年並~やや高めであった。
表面の塩分は33.27~34.66、20mの塩分は33.54~34.67の範囲にあり、表面では沿岸域で平年より低め、沖合域で平年並であった。20mでは平年並~低めで、Stns.6,22ではかなり低めであった。なお、Stn.22の20m層の塩分33.725は、1972年の観測開始以来11月の最低塩分を更新した。
観測時の黒潮北縁は33°15′N付近にあり、東へ2~3ノットの比較的弱い流れであった。黒潮本流の表層水温は25℃台であった。
調査の概要
調査海域及び定線 熊野灘(下図)
調査員 久野 正博
使用観測機器
・水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD:SeaBird社製SBE-9plus
DO:SeaBird社製SBE43
クロロフィル:WetLab社製 Eco-AFL
・流向流速計ADCP:RD社製300kHz
*観測データ、印刷用PDFのダウンロードはインデックスページをご利用ください。