2006年01月26日
アーカイバルタグ(記録型標識)を装着したブリを放流しました
水産研究部 資源開発管理グループ
ブリの標識放流について
本調査は、太平洋側におけるブリの回遊経路や産卵場を明らかにすることを目的としています。今回は今年の第1回(通算4回目)の調査です。
アーカイバルタグには回遊中の水温、水深、照度が記録され、これらの情報から位置を推定することが可能で、その魚の回遊経路を知ることができます。
今回の放流状況
2006年1月26日の朝、三重県志摩市和具沖の大型定置網で漁獲された体重4~5kg級、尾叉長69~73cmのワラサ銘柄10尾(うち6尾は1月23日に漁獲された個体)を用いました。アーカイバルタグ装着後、10:40に和具漁場沖の水深96mの海域にて放流しました(N34°12.3′E136°52.3′)。標識ブリには腹側にセンサーの出たアーカイバルタグ、背中側に黄色い矢尻型のダートタグ2本が付けられています。
報告のお願い
標識の装着されたブリを漁獲された場合には、以下の項目について報告お願いします。可能であれば魚体を冷蔵保存して下さい。その魚の年齢、性別、成熟度を調べます。
- 漁獲年月日
- 漁獲場所(可能であれば緯度、経度)
- 標識の番号(アーカイバルタグはケーブルを切断せずに保管お願いします。)
- 漁具・漁法
- ・ウ長と体重(魚体を冷蔵保存お願いします。買い取り致します。)
- 漁獲された方のお名前、住所、電話番号(記念品をお送りします。)
連絡先 …標識ブリを漁獲されましたら、ご連絡お願いします。
三重県科学技術振興センター 水産研究部 資源開発管理グループ
〒517-0404 三重県志摩市浜島町浜島3564-3
Tel:0599-53-0016、Fax:0599-53-2225