沿岸定線観測結果
2016年3月熊野灘(3-4日、調査船「あさま」79トン)
調査結果の概要
調査時の表面水温は15.9~18.9℃、50mでは15.5~18.4℃、100mでは14.2~17.3℃、200mでは11.6~14.6℃の範囲にあった。表面~50mではStn.26で平年並の他は平年より1~2℃前後高め、100mでは平年並~2℃前後高めで、表層を中心に高水温傾向であった。200mでは概ね平年並であった。
表面の塩分は34.50~34.83、20mの塩分は34.67~34.80の範囲にあり、全域で平年より高め~かなり高めであった。50mでも同様に全域で平年より高め~かなり高めで、表層を中心に高塩分傾向であった。
観測時の黒潮北縁は33°00′N以南にあり、今月の観測では黒潮を観測することができなかった。なお、Stn.30の約2マイル南で表層水温は19℃台に上昇し、東へ約3ノットの流れが観測された。
調査の概要
調査海域及び定線 熊野灘(下図)
調査員 久野 正博
使用観測機器
・水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD:SeaBird社製SBE-9plus
DO:SeaBird社製SBE43
クロロフィル:WetLab社製 Eco-AFL
・流向流速計ADCP:RD社製300kHz
*観測データ、印刷用PDFのダウンロードはインデックスページをご利用ください。