沿岸定線観測結果
2016年1月熊野灘(5-6日、調査船「あさま」79トン)
調査結果の概要
調査時の表面水温は17.7~22.0℃、50mでは17.5~22.0℃、100mでは17.1~21.7℃、200mでは12.4~17.7℃の範囲にあった。表面~100mでは平年より1~3℃高めで、表層では概ね12月上旬並の水温であった。200mでは沿岸域で平年より2℃前後高め、沖合域で平年並~1℃前後高めであった。黒潮域の水温は表層を中心に平年より1~2℃高めであった。
表面の塩分は34.57~34.87、20mの塩分は34.61~34.87の範囲にあり、全般に平年より高めで、黒潮域の表層で高塩分が顕著であった。
観測時の黒潮北縁は33°17~18′N付近にあり、黒潮北縁域では3ノット以上の比較的強い流れが観測された。黒潮の最高水温は22℃台であった。
調査の概要
調査海域及び定線 熊野灘(下図)
調査員 久野 正博
使用観測機器
・水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD:SeaBird社製SBE-9plus
DO:SeaBird社製SBE43
クロロフィル:WetLab社製 Eco-AFL
・流向流速計ADCP:RD社製300kHz
*観測データ、印刷用PDFのダウンロードはインデックスページをご利用ください。