三重県水産研究に100年(創立百周年記念誌)
目で見る100年
餌イワシのへい死防止
カツオ船の大型化に伴い航海の長期化、漁場の拡大が進む中で、餌イワシの確保が大きな課題となり、昭和45(1970)年から2ケ年間、南方海域の餌料分布調査を、昭和45(1970)年から昭和48(1973)年にかけては、一部、国の指定調査研究も受けて船内蓄養技術の開発に取り組んだ。さらに、昭和51年から3ケ年間は指定調査研究による餌料イワシヘい死対策も行った。これら一連の調査研究は、大型船活魚槽の抜本的な改良につながった。
実験槽の中で元気に泳ぐイワシ
活魚槽の室内実施装置
実験の成果を生かして作られ、
船に設置された改良型活魚槽