三重県水産研究に100年(創立百周年記念誌)
目で見る100年
湯の山養魚場の独立・その後
淡水の増養殖研究機関は、昭和5年三重県水産試験場川越養魚場としてスタートし、昭和28年独立し、三重県淡水増養殖試験場となったが、3年後いったん伊勢湾分場に吸収される。そして伊勢湾分場が白子へ移転した機会に昭和35年、湯の山養魚場を新設しこれを再度独立させた。その後、昭和42年三重県内水面水産試験場になり、翌43年それまで孵化場であった神森地区へ新庁舎と施設を全面的に移して業務を行った。以降、平成11年伊勢湾分場に吸収、廃止されるまでつづく。
パンフレットの表紙
湯の山養魚場の主たる仕事はニジマスの種卵採取、稚魚の生産とその配布だった。
昭和45年当時の三重県内水面水産試験場の全景(神森)
内水面試験場の庁舎
水質分析室の様子
明治33年から38年まで上野町(現・上野市)にあった上野淡水養殖場
コイ、ウナギ、スッポンなどの養殖試験をした。