三重県水産研究に100年(創立百周年記念誌)
目で見る100年
本場を移転新築し事業を拡大
漁業の重要性が増し盛況一段と進むにつれ、水産試験場施設の拡張が強く要望され、昭和三年冬、県議会は本場の新建築予算を承認した。その後、敷地の造成等があり、昭和7年12月25日、新築場舎への移転を完了し業務を開始した。敷地は3,091坪6合で、その土地と総工費11万3,140円のうち8万円も浜島漁業組合が寄付した。建物は研究室を中心とした本館が190坪05、倉庫が83坪5ほか、講堂、冷蔵庫、燻蒸室、製造工場、水族室、養魚池などほぼ整った施設規模になった。
この本館は昭和58年まで使われた。
起工前の本場移転用地造成起工式 腹のところに白く標識が残っている。 |
正門から見た本場 |
昭和8年11月25日 全面移転し、竣工式をあげた本場の全景
講 堂
昭和30年ごろの正門から見た本場
研究室 |
標本室 |
製造工場 |
事務室 |
冷蔵室 |
無線室 |
空から見た本場 |
水族室 |