三重県水産研究に100年(創立百周年記念誌)
目で見る100年
事業報告の第一号
水産試験場の事業報告第一号の発行日は、明治33年11月10日になっている。その目次を見ると、1.製造部 2.蕃殖部 3.調査部となっているが、ほかに漁撈部があり、4部門で事業にあたったことが判る。
その第1頁を開けると「紫菜発生図」があり、試験場の蕃殖(養殖)研究が、木曽三川河口・伊曾島村での紫莱(あまのり)から始まっている。製造部では海参と乾海苔が、調査部では漁業調査と介類生殖期節調査(目次のみ)が最初の事業であった。
最初の事業報告書(明治32年度) 紫菜発生図(アマノリ) |
事業報告第1号に載っている最初の図版 |
桑名郡伊曾島村のノリ漁場図 |