沿岸定線観測結果
2015年2月熊野灘(16-17,21日、調査船「あさま」79トン)
調査結果の概要
調査時の表面水温は15.4~19.1℃、50mでは14.1~17.4℃、100mでは13.8~17.2℃、200mでは11.2~15.7℃の範囲にあった。表面~50mでは平年並~1℃前後高め、100mでは中部沿岸でやや低めの他は平年並より1℃前後高め、200mでは沿岸域で平年並~1℃低め、沖合域で平年より1~2℃高めであった。前年の春季以降継続していた低水温傾向は解消し、平年より高め基調となった。
表面の塩分は34.67~34.85、20mの塩分は34.68~34.80の範囲にあり、平年より高めであった。
観測時の黒潮北縁は33°00′N付近にあり、東南東へ3ノット以上の流れが観測された。
なお、今月の観測は天候の都合により、3日間かけて実施した。Stn.11は定点から少し離れた場所で観測を実施した。
調査の概要
調査海域及び定線 熊野灘(下図)
調査員 久野 正博
使用観測機器
・水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD:SeaBird社製SBE-9plus
DO:SeaBird社製SBE43、
クロロフィル:WetLab社製 Eco-AFL
・流向流速計ADCP:RD社製300kHz
*観測データ、印刷用PDFのダウンロードはインデックスページをご利用ください。