沿岸定線観測結果
2015年1月熊野灘(20-21日、調査船「あさま」79トン)
調査結果の概要
調査時の表面水温は14.5~20.7℃、50mでは14.5~20.7℃、100mでは14.1~20.3℃、200mでは11.4~18.7℃の範囲にあった。表面~50mでは黒潮域で平年並~やや低めの他は平年より1~2℃前後低め、100mでは全域で平年並~1℃前後低め、200mでは全域でほぼ平年並であった。表層を中心とした低水温傾向は継続していたが、下層ではほぼ平年並となっていた。
表面の塩分は34.59~34.87、20mの塩分も34.59~34.87の範囲にあり、共に平年並~高めであった。
観測時の黒潮北縁は33°15~20′N付近にあり、黒潮北縁域で東北東へ2ノット前後の流れ、33°00′N付近で東北東へ約3ノットの流れが観測された。黒潮の表層水温は20℃台であった。
調査の概要
調査海域及び定線 熊野灘(右図)
調査員 久野 正博
使用観測機器
・水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD:SeaBird社製SBE-9plus
DO:SeaBird社製SBE43、
クロロフィル:WetLab社製 Eco-AFL
・流向流速計ADCP:RD社製300kHz
*観測データ、印刷用PDFのダウンロードはインデックスページをご利用ください。