沿岸定線観測結果
2014年11月熊野灘(10-12日、調査船「あさま」79トン)
調査結果の概要
調査時の表面水温は19.1~24.2℃、50mでは18.9~24.1℃、100mでは14.4~22.0℃、200mでは10.5~17.7℃の範囲にあった。表面~50mでは平年より1~2℃前後低め、100mでは北部沖合域で平年並より2~3℃低めの他は平年並~1℃前後低め、200mでは平年並~1℃前後低めであった。夏季に観測された100~200m層を中心とした極端な低水温は徐々に解消してきているものの、全体的な低水温傾向は継続していた。
表面の塩分は33.19~34.61、20mの塩分は33.75~34.61の範囲にあり、表面では平年よりやや低め、20mでは平年並~やや低めであった。
観測時の黒潮北縁は33°20~25′N付近にあり、黒潮北縁域で東へ4ノット前後の強い流れが観測された。黒潮の表層水温は24℃前後であった。
今月の観測は天候の都合により、3日間(通常2日間)で実施した。
調査の概要
調査海域及び定線 熊野灘(下図)
調査員 久野 正博
使用観測機器
水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD:SeaBird社製SBE-9plus
SBE43 DO sensor
Seapoint Chlorophyll Fluorometer
流向流速計
ADCP:RD社製300kHz
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