先輩職員の声（行政）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

A　就職活動をしているなかで改めて自身の将来について考えた時に、生まれ育った三重県の良さに気づき、三重県で働きたいと思ったことがきっかけでした。
　一口に三重県で働くと言っても色々な選択肢がありますが、三重県職員は、若手のうちに様々な分野や勤務地での業務が経験できることが魅力的でした。

A　災害対策課では、県民の皆さんの生命や財産を守るため、災害応急対策に関する業務を行っています。
　具体的には、災害対応を的確に実施するための災害対策本部の体制整備や、大規模災害時に国や他都道府県からの応援を効果的な被災者支援につなげるための三重県広域受援計画の策定、災害対応能力向上を図るための総合防災訓練・図上訓練の企画・実施、災害情報の伝達・収集のためのシステム整備などの業務を３つの班で行っています。
　いずれの業務も災害対策課だけで実施できるものではないため、庁内の他部局や市町・関係機関の皆さんと相談・連携しながら取り組んでいます。
 

A　私が主に担当しているのは、災害時に被災者の方に救援物資を円滑に届けるための体制整備と物資の備蓄、南海トラフ地震臨時情報への対応です。
　中でも救援物資の供給は、被災者が生活を維持するために欠かすことのできない業務ですが、災害時にしか発生せず、行政職員には十分なノウハウがない業務になるので、平時から市町の担当者や物流関係機関等と連携して、災害時の対応を整理した計画やマニュアルを作成し備えておくことが重要です。
　現在は、計画等について関係職員の研修を行ったり、訓練を通じて得られた成果や課題をもとにブラッシュアップに取り組んだりしています。

A　災害時にスマートフォンを使って、現場や市町の担当者等とリアルタイムで被害状況を共有できるシステムの導入を担当したことがありました。
　導入にあたっては、市町の担当者に「使ってみよう」と思ってもらえるよう、まずは自分で使ってみて、運用方法を検討し、操作説明資料を作成して説明会を行うなど、全ての過程で 試行錯誤を繰り返しました。市町の担当者にも協力いただきながら、災害時にシステムを使用して迅速に情報共有できた時は大きな一歩が踏み出せたように思い、やりがいを感じました。

A　県では毎年、災害対応能力の向上を図ることを目的とした総合図上訓練を行っています。訓練では、県内全域が被災するという想定のため、多種多様な情報が殺到し、情報を整理するだけでとても大変だったことが印象に残っています。
　災害時には訓練以上に情報が飛び交い、必ずしも正確なものとは限りません。そのような状況でも、どんな対策が必要かを素早く冷静に判断するため、日頃からの知識の習得と訓練の繰り返しが非常に重要であることを改めて感じました。

A　三重県庁では防災以外にもさまざまな業務を経験することができ、就職活動の際に関心を持っている分野以外にも面白い業務ややりがいのある業務に出会えます。
　説明会やホームページで行政の幅広いお仕事について紹介していますので、皆さんが県庁で働くイメージを持っていただく一助になればと思います。
　皆さんと一緒に三重県庁で働けることを楽しみにしています。