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令和02年02月14日

三重県職員採用のご案内

先輩職員の声(農学)                       



 


農林水産部
フードイノベーション課

小林 さん

平成27年4月採用

(異動歴)
平成27年4月 伊勢農林水産事務所
        伊勢志摩地域農業改良普及センター
平成29年4月   現所属

  令和3年3月現在

Q なぜ、三重県職員になろうと思ったのですか?

A 大学卒業後、農業研究に関わる仕事をしていましたが、その仕事の対象は全国にわたるスケールの大きいものでした。しかし、スケールが大きい反面、自分の仕事の結果が現場にどのような形で反映できているかなど、成果を肌で感じることはなかなかできませんでした。
   地域の事業者や生産者により近い立場で、仕事の成果をどうお届けできているかを身近に感じながら仕事がしたいと思い、三重県職員の農学職へ転職することを決めました。

Q フードイノベーション課は、どのような業務をしているところですか?

A フードイノベーション課は、「イノベーション促進班」と「ブランド協創班」に分かれています。イノベーション促進班では、産官学が連携し新たなサービスや商品の開発(みえフードイノベーション)や、東京オリンピック・パラリンピックを契機とした県産食材の販売拡大に関する取組、みえジビエの普及促進などを主な業務として行っています。
 ブランド協創班では、「三重ブランド」や「みえの安心食材表示制度」の認定、「地物一番キャンペーン」をはじめとする地産地消の推進などに関する取組を行っています。

 

Q そのなかで、小林さんはどのような業務を担当していますか?

 

A 私は、イノベーション促進班に所属し、主に①東京2020大会を契機とした県産食材の販売拡大に関する取組や、②「みえフードイノベーションプラットフォーム」の構築に関わる仕事をしています。
 ①では、東京2020大会を世界に向け三重県の食の魅力を広く知ってもらえるチャンスと捉え、あらゆる場面で県産食材が1品でも多く使用されるよう、選手村などで食事を提供する給食事業者、大会スポンサー企業、首都圏のラグジュアリーホテル・レストラン等を対象としたPRイベントの実施や個別プロモーションを行っています。
 県産食材に関する豊富な知識を活かし、自らが営業マンとして、ニーズに合った商品の提案や対応可能な事業者を紹介することもあれば、シェフや仕入れ担当者に思い入れを持って使用してもらえるよう、生産者から直接商品PRが可能な現地視察の機会を設けるなど工夫し、大会後も続く成果を意識して取り組んでいます。
 ②の「みえフードイノベーションプラットフォーム」とは、三重県の食材に関する情報発信サイトのことで、県内外の登録事業者が双方向にオンライン上で情報交換を行うこともでき、交流、研修、商談の場として利用できるシステムです。                                 
 サイトの制作にあたっては、県内事業者の要望や現状抱えている課題をヒアリングし、解決のためにはどのような仕組が必要かなど、アイデアを積み重ねて構想していくところから始まりました。プラットフォームの開設に満足するのではなく、時代の流れや利用者のニーズに合った便利な仕組となるよう改良していきたいと思っています。


 
 

Q 1日の(おおまかな)スケジュールを教えてください。

 

A     8:30 メールチェック、予定確認
   9:00 食材提案資料の作成
     10:00 オンライン会議(イベントの打合せ)
     12:00 昼休憩
     13:00 県産食材のPR動画作成にかかる生産者との打合せ(出張)
     16:00 契約書類の作成準備
     17:15 退庁


 
 

Q どのような時に「やりがい」を感じますか?

A 県が主催となり、県産食材PRイベントを企画する機会もありますが、自ら生産した商品をPRすることに慣れていない生産者の方も多く、思ったように参加者が集まらないこともありました。しかし、そういった方たちに対しては、どういった部分に不安や悩みを抱えているかを親身に聴きとり、イベントで期待できる効果や、私たちが支援できることを丁寧に説明することで、イベントの参加を決意していただきました。イベント終了後に参加者から「貴重な経験をする機会をくれてありがとう。参加してよかった。」と言ってもらえたときは本当に嬉しく、生産者の皆さんの笑顔を見ると、また頑張ろうという気持ちになれます。

Q これまでの仕事で印象に残っていることは?

A 私たちの仕事は“人との繋がり”が基盤となるということです。新たな挑戦のきっかけをつくるためには、企画の提案だけでなく、ヒトやモノのコーディネートが不可欠であり、それにはたくさんの方の協力が必要です。そのため、まずは自分自身があらゆる分野に関心を持ち、多様な関係者と積極的にコミュニケーションを図ることで、日頃から信頼関係を築いていくことが大事だと感じます。相手の立場や考えを理解しようとする思いやりの姿勢や、既成概念にとらわれないチャレンジ精神も大切です。
 新たな発想やアイデアが浮かばず、考えが煮詰まってしまうこともありますが、休日の趣味に没頭しているときなど、ふとした瞬間に思いつくこともあるので、気分転換の時間も大事にしながらワークとライフの充実を図っています。

Q 受験希望者へのメッセージをどうぞ!

 

A   農学技師として入庁すると、農業に関する専門的な技術や知識を活用した業務が主となりますが、配属によっては、農業の分野を越えた幅広い業務に携われる機会もあります。異なる専門分野の仲間と関わり、新たな学びを得ることで、自らも大きく成長することができます。
 きっとそれぞれの配属先でやりがいを見つけ、楽しいと思える仕事に出会えるはずです。少しでも興味のある方は是非チャレンジしてみてください。一緒に働けるのを楽しみにしています。

 

本ページに関する問い合わせ先

三重県 人事委員会事務局 職員課 任用班 〒514-0004 
津市栄町1-891(勤労者福祉会館4階)
電話番号:059-224-2932 
ファクス番号:059-226-7545 
メールアドレス:saiyo@pref.mie.lg.jp

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