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令和02年02月14日

三重県職員採用のご案内

先輩職員の声(林学)                   



 




農林水産部 治山林道課

小林 さん

平成26年4月採用

(異動歴)
平成26年4月 伊勢農林水産事務所
平成28年4月 熊野農林事務所
平成31年4月 現所属

  令和3年3月1日現在

Q なぜ、三重県職員になろうと思ったのですか?

A 県外の大学に行っていましたが、就職活動をする際に生まれ育った三重県で働きたいという気持ちが大きくなり、県職員になろうと思いました。
   その中で大学において学んだ知識や経験を活かせると思い、林学職を志望しました。

Q 治山林道課は、どのような業務をしているところですか?

A 私が所属する治山林道課は、「治山班」「林道班」「森林管理班」の3つの班に分かれています。
 治山班は、山地が原因となる災害から人命や財産を守るための治山事業や、災害に強い森林づくり事業に関する業務を中心に行っています。林道班は、主として林業のために用いられる林道の整備に関する事業やその林道の災害復旧事業に関する業務を中心に行っています。森林管理班は、林地開発(太陽光発電など)に関する業務や保安林に関する業務を中心に行っています。

 

Q そのなかで、小林さんはどのような業務を担当していますか?

 

A 私は林道班に所属し、林道災害復旧事業、県単補助林道事業、保安林の指定、各種要領の改正といった業務を担当しています。
   その中でも大きな比重を占めるのが、林道災害復旧事業に関する業務です。
 台風などで被災した林道の被害状況をとりまとめ、林野庁及び東海財務局に報告し、各農林水産事務所を通して林道管理者(市町等)と復旧工法等について検討します。
 どのような工法により復旧工事を行うかは、現場の状況によりさまざまで、林道管理者の意向を踏まえつつも、安全かつ効率的に施工でき、災害に強い林道に復旧するためにはどうすればよいかなど、迅速な復旧が求められるなか適切な工法を選定するといった専門性も求められます。そのため、場合によっては被災現場を視察して復旧工法等について検討することもあります。
 また、適切な工法を選定するためには、専門知識に加えて現場での経験値も重要ですが、その際には、私が以前所属していた伊勢農林水産事務所や熊野農林事務所で災害復旧工事を担当した経験が活きていると思います。
 復旧工法がまとまった後は、林野庁と東海財務局の両者立会いの下行われる災害査定(異常な天然現象により土木施設が被災した際に国から負担金をもらうための手続きの一つ)に随行し、査定の進行役を務めます。(実際に災害復旧事業を行うのは管理者である市町等であり、県としては連絡・調整・指導・国との協議などを行います。)

 

Q 1日の(おおまかな)スケジュールを教えてください。

 

A  
  8:30 メールチェック
  9:00 被災状況のとりまとめ、報告
10:00 復旧工法の検討
11:00 検討結果を林野庁に報告・相談
12:00 昼休憩
13:00 復旧工法の詳細について打合せ(現地)
16:00 査定行程打合せ
17:15 退庁
 


 

Q どのような時に仕事の「やりがい」を感じますか?

A 林道は専ら林業用の道路ですが、山間部に住む方にとっては大切な生活道路となっています。
   そのため、災害復旧工事は緊急を要し、迅速な対応が求められるとともに、再度被災しないようにするためにはどのような復旧工事をすればよいかなど、十分に検討する必要があります。
工事設計のための各種基準や、過去の災害復旧工事の事例など、勉強することは尽きませんが、勉強すればするほど林道管理者の助けになれることにやりがいを感じ、頼りにしてもらえるような職員になれるよう日々奮闘しています。

Q これまでの仕事で印象に残っていることは?

 

A  入庁2年目の頃、私が1年目に担当した林道を使って、木材が搬出されているところを偶然目にしました。その際に、自分の仕事が実際に誰かの役に立っているんだと実感できて嬉しかったことが印象に残っています。
 林道の整備など土木系の仕事は、結果が目に見えて残るので、実際に作ったものが利用されていると嬉しく感じます。一方では、自分の設計したものが長く残り続けることになるので責任のある仕事だとも実感しました。
 工事にあたっては、地元住民や森林組合等の要望を踏まえつつ、基準に沿った計画を作成し施工するため事業者と調整を重ねるなど、苦労もありましたが達成感も得られました。

 

Q 受験希望者へのメッセージをどうぞ!

 

A 林学技師といっても、その仕事内容は、林業の普及活動や県産材のPR活動、自然公園の整備や土木工事など、技術職の中では非常に多岐にわたって仕事に携われるチャンスのある職種です。
きっと何か自分が楽しいと思える仕事に出会えると思います。ぜひ一緒に働きましょう! 

本ページに関する問い合わせ先

三重県 人事委員会事務局 職員課 任用班 〒514-0004 
津市栄町1-891(勤労者福祉会館4階)
電話番号:059-224-2932 
ファクス番号:059-226-7545 
メールアドレス:saiyo@pref.mie.lg.jp

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