先輩職員の声(保健師)
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成田 さん 2017年4月採用 (異動歴) 2017年4月 桑名保健所 保健衛生室 |
Q なぜ三重県職員になろうと思ったのですか? |
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A 生まれ育った三重県で、保健師として広域的視点から関係機関と連携をとりつつ、県民のみなさまの健康の保持・増進に関わりたいという思いから県職員を志望しました。 |
Q 子育て支援課は、どんな仕事をしているところですか? |
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A 母子保健を取り巻く社会環境は、晩婚・晩産化の進行、核家族化等による家族形態の多様化や地域社会でのつながりの希薄化等、大きく変化しています。そして、妊産婦やその家族は負担や不安を感じることが多くなり、思春期世代の健康問題、児童虐待等の課題も深刻化しています。 |
Q そのなかで成田さんは、どのような仕事をしていますか? |
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A 私は母子保健班に所属し、県内のどの地域においても妊産婦やその家族が必要な時に必要なサービスを受けられる体制が整うことを目的として、地域における支援者の人材育成や、関係機関との検討会を実施しています。また、思春期世代の方が妊娠・出産に関する正しい知識をもち、ライフデザインを描けるよう、パンフレットを作成したり、県産婦人科医会やNPO法人、県教育委員会と協力してセミナーを開催したりしています。 |
Q 仕事の「やりがい」はどのような時に感じますか? |
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A 保健師は、個別や集団を対象として「みて」「つないで」「動かす(施策につなげる)」職種です。県民のみなさまが、その人らしく地域で暮らせることを目標として活動しますが、保健師だけで解決できる課題は少なく、多機関や多団体の様々な職種の方々と協働して、事業を展開しています。多くの方と関わる中で、自分の知らなかったことに気付き、今までとは違った見方があることを知り、価値観や考え方に広がりができることにやりがいを感じます。 |
Q これまでの仕事で印象に残っていることは? |
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A 保健所で勤務していた時には、難病のある方やその家族のもとに何度も訪問し、悩みに向き合ってきました。医師や訪問看護師、理学療法士、ケアマネジャーなどの多職種の方たちと話し合いを繰り返し、患者さんやその家族が安心してその人らしい生活が送れるサービスを考え、支援につなげたことが印象に残っています。 |
Q 受験希望者へのメッセージをどうぞ! |
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A 県の保健師は、本庁、保健所、児童相談所等を異動し、精神保健、結核・感染症対策、母子保健等の様々な業務を経験し、また緊急時の対応にも従事します。複雑な背景を抱える方やその家族、地域のたくさんの職種の方とかかわります。これらを通じて、管轄する地域や県全体の特徴を知れるとともに、考え方に広がりができ、自分自身も成長することができると感じています、 |