シンポジウム「森林が危機に瀕している! ―ニホンジカによる森林被害について考える―」を開催しました。
平成26年2月16日13:30~16:00に本町プラザ(四日市市本町9番8号)において、シンポジウム「森林が危機に瀕している!-ニホンジカによる森林被害について考える-」を開催しました。一般県民の方、林業事業体、研究機関、行政機関等から100名を超える参加があり、会場は満員となりました。
シンポジウムでは4人の講演者により、ニホンジカと人との関わりの歴史、ニホンジカの個体数増加が森林植生及び更新に及ぼす影響、ニホンジカによる下層植生の採食が生物多様性に及ぼす影響等について、報告が行われました。
記
(1)講演
「ニホンジカの個体数増加と生息環境の変化」
高橋 裕史(独立行政法人森林総合研究所関西支所 主任研究員)
(2)事例報告
「ニホンジカが森林植生を衰退させる!-大杉谷国有林の被害実態と対策方法-」
澤山 秀尚(三重森林管理署 署長)
「ニホンジカが森林の再生を遅らせる!-人工林伐採跡地における広葉樹の天然更新-」
福本 浩士(三重県林業研究所 主任研究員)
「ニホンジカが生物の多様性を変化させる!-下層植生を利用する昆虫類に注目して-」
片桐 奈々(名古屋大学大学院生命農学研究科 博士後期課程)