移動林業研究所
当研究所では、林業・木材産業の振興や森林の保護・育成のための試験研究を行っており、災害に強い森林づくり等の森林管理、シカ被害対策、収穫コスト予測、壊れにくい森林作業道開設技術、木材利用、きのこ生産などの研究課題に取り組んでいます。
移動林業研究所は、研究員が県内各地へ出向き、実施した試験研究で得られた成果や開発した技術、関連情報のほか、みなさまが森林や林業について日頃から疑問に思っていることや知りたいことなどについて直接説明し、意見交換などを通して理解を深めていただくことを目的として行うものです。
移動林業研究所の開催については、
1. 職員派遣にともなう経費は無料です。ただし、会場設営経費等に係る費用は申込者の負担とします。
2. 令和6年度の開催時期は令和7年3月31日まで、開催時間は相談の上決定します。
3. 移動林業研究所の目的にあった、概ね15人以上程度の集会であることが条件となります。
4. 説明時間は、1テーマにつき30分~1時間程度です。
移動林業研究所は、みなさまのご意見や要望など地域の生の声に触れることができる貴重な機会であり、頂いたご意見等は、研究ニーズの把握や研究課題の設定などに活用させていただいています。
移動林業研究所の受付は随時行っておりますので、お住まいの地域の農林(水産)事務所森林・林業室の林業普及指導員にご連絡いただくか、直接、三重県林業研究所企画調整課までご連絡ください。
なお、新型コロナウイルス感染症の「5類感染症」への位置づけ変更により、お申込みに当たっては、その場の状況等に応じて自主的に必要性を判断し、主体的に感染防止対策をしていただくことになります。
対策を実施するかどうかの判断にあたっては、次の観点も考慮して検討してください。
・場面に応じた対策の有効性
・実施の手間やコスト等をふまえた費用対効果
・人付き合い、コミュニケーションとの兼ね合い
・他の感染症対策との重複、代替可能性 など
このページの最後に掲載している話題例を参考に、下記の連絡先までお気軽にお問い合わせください。
<連絡先>
事務所 | 室 | 林業普及 指導員 |
電話 | FAX |
四日市農林事務所 | 森林・林業室 | 糸魚川 | 059-352-0655 | 059-352-0765 |
津農林水産事務所 | 森林・林業室 | 綿谷 | 059-223-5091 | 059-246-7866 |
松阪農林事務所 | 森林・林業室 | 樋󠄀口 | 0598-50-0568 | 0598-50-0623 |
伊勢農林水産事務所 | 森林・林業室 | 木原 | 0596-27-5265 | 0596-27-5327 |
伊賀農林事務所 | 森林・林業室 | 西内 | 0595-24-8142 | 0595-24-8112 |
尾鷲農林水産事務所 | 森林・林業室 | 伊藤 | 0597-23-3504 | 0597-23-0683 |
熊野農林事務所 | 森林・林業室 | 平田 | 0597-89-6134 | 0597-89-6918 |
または
研究所 | 課 | 担当者 | 電話 | FAX |
三重県林業研究所 | 企画調整課 | 木平・山吉 | 059-262-0110 | 059-262-0960 |
<移動林業研究所で提供可能な話題の例>
下表の話題例のほかにご希望がございましたら、申し込みの際にご相談ください。
番号 | テーマ | 概要 |
1 | 災害に強い森林づくり | 近年、豪雨による土砂、流木災害が頻発しています。このようななか注目が高まっている災害に強い森林づくりについて、その考え方、施業方法などについて説明します。 |
2 | 林業に使われる道の基本 | 林業に使われる道について、規格や整備の考え方をおさらいするとともに、設計する時の注意点を説明します。 |
3 | きのこはなかなかやるもんだ | 三重県で生産されている主なきのこの栽培方法や、きのこの利用方法、きのこの有する機能性について分かりやすく紹介します。 |
4 | 森林におけるニホンジカ被害 -その状況と対策- |
ニホンジカが森林や林業にどのような被害を及ぼしているのか。また、どのように対策がとられているのかについて説明します。 |
5 | 木材と建物 | 日本においては、昔から建物の材料として木材が広く使われてきました。技術の進んだ現在、その使われ方も大きく変わってきたことから、その遍歴などについて紹介します。 |