令和3年度第2回林業研究所研究・技術開発等評価委員会を開催しました
1 会議の名称:林業研究所研究・技術開発等評価委員会
2 開催日時:令和4年2月21日(月)9:30~12:00
3 開催場所:Web開催
4 出席者:林業研究所研究・技術開発等評価委員4名(全員)
5 評価対象課題及び評価結果(事後評価)
(1)課題名:低コストで壊れない森林作業道作設支援マップの開発
1.評価結果:評価平均点数:16.50点
2.評価項目別評価結果
・目標の達成度:ある程度目標を達成した(2)あまり目標を達成していない(2)
・得られた成果:ある程度の成果が得られた(2)あまり成果が得られていない(2)
・成果の発展性:大いに普及させる(1)ある程度普及させる(2)
あまり普及させるべきではない(1)
・今後の展開:関連研究・技術開発等を積極的に発展させる(1)
発展させた方がよい(3)
・林業人材育成での活用:ある程度期待できる(1)改善して活用すべき(3)
3.主な意見
・崩壊箇所のデータを累積、分析し、危険性の高い箇所の傾向が見てとれ、施工に反映できるようになることを期待する。
・今後、さらにデータを収集することで、支援マップの有効性が改善すると思う。現場の経験値も加えるなどの工夫が必要である。
・湿潤指数や傾斜等の影響を明らかにしたうえで、モデルでの指標選択や各因子の重みづけ等を工夫され、支援マップをより改善されるよう期待する。
・モデル構築だけでなく、現地調査に基づいてモデル検証も行っている点が良い。今後の発展に期待する。
(2)課題名:材質及び歩留まりの良い正角柱材の生産技術の開発
1.評価結果:評価平均点数:13.00点
2.評価項目別評価結果
・目標の達成度:ある程度目標を達成した(2)あまり目標を達成していない(2)
・得られた成果:ある程度の成果が得られた(2)あまり成果が得られていない(2)
・成果の発展性:ある程度普及させる(3)あまり普及させるべきではない(1)
・今後の展開:発展させた方がよい(3)発展させない方がよい(1)
3.主な意見
・ヒノキにおいて、押角からの乾燥、製材は可能性があることが分かった。
・押角の場合、板材がとれるのか、また全体の歩留まりや乾燥の燃料費等も考察し、メリット、デメリット等を整理していただきたい。
・実験結果について、解析が十分とは言い難いように思う。また、結果の示し方自体にも改善の余地があると思う。
・実験結果から成果があまり得られていないように思う。
(3)高品質化を目指したきのこ栽培技術の開発
1.評価結果:評価平均点数:18.50点
2.評価項目別評価結果
・目標の達成度:期待以上に目標を達成した(3)ある程度目標を達成した(1)
・得られた成果:期待以上の成果が得られた(2)ある程度の成果が得られた(2)
・成果の発展性:大いに普及させる(3)ある程度普及させる(1)
・今後の展開:関連研究・技術開発等を積極的に発展させる(2)
発展させた方がよい(2)
3.主な意見
・ササクレヒトヨタケ、ウスヒラタケについて特産品化への道が見えてきた。
・夏季の猛暑傾向は続くと考えられ、その対策が必要である。
・精力的な実験と解析により明確な成果を示されたことに敬意を表する。
・今後の社会実装、普及活動にも期待する。
6 会議の公開非公開
会議は知的財産の発生に関する情報が含まれていることなどから、非公開で行いました。
7 評価の方法
林業研究所研究・技術開発等評価実施要領に基づく評価
添付ファイル
林業研究所研究・技術開発等評価実施要領