令和元年度のオオイチョウタケの発生について
(令和元年10月)
オオイチョイウタケは、県内山間部のスギ林に発生する白い大型のきのこで、風味が良く、地元では「スギタケ」と呼ばれて珍重されています。
林業研究所では、オオイチョウタケ優良系統を選抜するため、県内で採取したオオイチョウタケ菌株を用いて林地での栽培試験を行ってきました。
本年度は9月上旬から10月中旬にかけて県内各地の試験地でオオイチョウタケ子実体の発生が確認されました。オオイチョウタケの菌糸が伸長することのできる腐植層が林内に充実していれば、継続的に子実体の収穫が可能であることが確認できました。
試験地におけるオオイチョウタケの発生状況