第5回移動林業研究所「シカと森林被害の関係」を開催しました
平成29年10月1日(日)、津市佐田集会所で津市佐田連合自治会のメンバー14名を対象に第5回移動林業研究所「シカと森林被害の関係」を開催しました。
シカの個体数推移や生態などの説明をした後、シカの行動範囲について農業研究所との共同調査結果などを基に説明しました。その後、防護柵の種類と防護柵を設置する際の注意点について解説しました。また、取り逃がしによって警戒心が強くなるスレジカをつくらないためには、設置した罠を監視しながら遠隔操作する必要がありますが、監視には大変な労力を要することから、その労力を低減するAIゲートを利用した捕獲罠の紹介などを行いました。
質疑応答では、「シカは昼夜問わず行動しているのか?」や「シカが嫌がるものはないのか?」などの質問があり、個体により長時間動かない時間帯があることや、光や音などに初めは警戒しても、そのうち慣れてしまうことを説明しました。