第4回移動林業研究所「シカと森林被害の関係」を開催しました
平成29年9月25日(月)、松阪飯南森林組合松阪支所会議室で、松阪林業研究会の会員11名を対象に第4回移動林業研究所「シカと森林被害の関係」を開催しました。
シカの生態や行動範囲について、林業研究所と農業研究所での共同調査結果を基に報告を行い、食害等の被害を防ぐための防護柵の設置方法や、個体数管理を行うための捕獲罠について実例を交え説明しました。
質疑応答では、「避妊薬等を餌に混ぜることで個体数を減らすことはできないのか?」との問いに、「社会的倫理、シカ以外の動物へのリスクなどを踏まえると困難である」と説明するなど、数多くの質問がありました。
そのあと、松阪地区周辺でも問題となっているナラ枯れについて簡単に説明し、所有する森林内で人が多く集まる場所にある枯木については、早く伐採することを勧めました。