第2回移動林業研究所「ナラ枯れって何」を開催しました
平成29年7月21日(金)、津市美里総合支所会議室で、美里林業研究グループのメンバーら11名を対象に第2回移動林業研究所「ナラ枯れって何」を開催しました。
三重県におけるナラ枯れの実態や、被害拡散の原因であるカシノナガキクイムシに2つのグループが存在すること、ナラ菌の作用によって導菅が詰まり、水を揚げれなくなり枯死すること、カシノナガキクイムシ防除の方法として薬剤やおとり木を使う方法などを紹介し、その問題点について説明しました。
講演後、「ナラ枯れ被害は拡大し続けるのか?」や、「ナラ枯れした木は利用できないのか?」という質問に対し、被害はおそらく数年で収まると思われ、すべての木が枯れるわけではなく残った木は翌年にカシノナガキクイムシが窄孔しにくいことや、被害木はシイタケ原木栽培などには使えるが、雑菌が回らないよう早く伐って、早く使うことが必要で、シイタケの収量も減ることなどを説明しました。