園児たちとふれあい花作り体験
名張市内の5箇所の保育所を、名張市役所子育て支援室を通じて募集し、草花などを植栽するプランターと植え込みにする花などの材料をプレゼントし、月1回(3ヶ月間)園芸福祉ボランティアなどが花の育てかたや楽しみかたをアドバイスしながら園児たちと交流し、花育(かん水・花がら摘み・施肥など)を通じて園芸福祉活動を推進しました。
期間:平成23年9月1日から平成23年11月29日まで
場所:名張市内の5箇所の保育所 (比奈知保育園・滝之原保育園・西田原保育園・東部保育園・蔵持保育園)
主催:三重県園芸福祉ネットワーク
協力:三重県花の国づくり三重県協議会・名張市子育て支援室
第一回
各グループに分かれて花や野菜を 植え、各々の花や野菜の名前や特 徴などを教えてもらいました。野菜 のなかには子どもたちが知っている ものもあり、「それ、キャベツ!」など と言っている子もいました。 |
第二回
前回植えたプランターのようすをみん なで観察しました。 また枯れた花を 摘んだり、肥料の入れ方や水やりな どのお手入れの仕方を教わりました。 伸びた花には横に棒をさして倒れない ようにひもでくくりました。 |
第三回
成長した野菜を収穫したり、寒い冬に そなえてプランターの花を植え替えた りしました。これからもみんなできちん と世話をして、大切に育てていくことを やくそくしました。 |
◆◆◆先生方のこえ◆◆◆
3回の園芸指導で、子どもたちは花や野菜に、やさしく語りかけながら世話をすることを教えていただきました。日々の水やりや青虫取りなどの世話をする中で、子どもたちは草花に興味・関心を持つことができたと思います。特にキャベツの栽培では、青虫のほうに興味がいってしまいましたが、青虫の飼育をしてしまうとキャベツのほうがなくなってしまいそうなので、やむなく青虫を退治しました。”いのち”についても考える機会をいただきました。自分たちの作ったものを食べることで”食”に対する興味や関心を持つことができました。これからも栽培や収穫を通して地域で培った文化を大切にし、子どもたちに伝えていきたいと思います。ありがとうございました。
比奈知保育園
花や野菜を育てていく中で、植物たちにやさしく声をかけながら育てていくことを教えていただきました。保育士も、子どもたちが言葉かけをしながら水やりをしている姿を見て、愛情をもって世話をすることの大切さを実体験でき、子どもたちと同じ気持ちで水をあげたりできたので、植物への取り組み姿勢が変わりました。忙しい毎日ですが、水やりひとつでも愛情を注ぎながら取り組んでいかなければいけないなと考えさせられましたし、反省もしました。ありがたかったです。
滝之原保育園
花育活動を通して、子どもたちは植物に対して今まで以上に関心が高まり、それぞれ自分たちのプランターにはより愛着を持ち、様子を見たり、水やりをして成長を楽しんでいます。この推進事業に参加させていただけたことを本当に有り難く思っています。
西田原保育園
とても元気な子の多いクラスですが、花づくり体験では自分たちのプランターを真剣な顔で見つめる子や、やさしくお世話する子の姿が見られ、子どもたちの新しい一面を発見する機会となりました。
東部保育園
花づくりということで、子どもたちも職員もとても楽しみにして参加させていただきました。野菜の苗植えは春に経験しましたが、プランターでの苗植えは初めての子が多く、興味津々でした。最初は怖いものを触るかのように緊張していましたが、スタッフのみなさまの丁寧な指導の下、子どもたちの笑顔が輝いていました。また、自分たちで植えた花は毎日の水やりにも力がはいりました。定期的に来て下さり、手入れの仕方や肥料の与えかたなど、水やり以外にも綺麗な花をながく楽しむために、大事なことがあるんだなということが子どもたちの心にも伝わったと思います。園の中に花があることで、心があたたかくなる保育園でありたいと思います。是非継続して、四季折々のいろんな花の育てかたを教えていただけるとうれしいです。代表の方をはじめ、スタッフのみなさん本当にありがとうございました。このような機会を与えてくださったことに感謝します。
蔵持保育園