機能性食品開発分野の研究課題
1.伊勢茶等を活用し骨粗鬆症等に対応した次世代健康食品の開発
三重県においても超高齢者社会の到来が差し迫っており、骨粗鬆症、高血圧、高脂血症、腎臓病などの生活習慣病患者が増加している。このため、食生活の改善が求められており、「日本人の食事摂取基準」(厚生労働省)等が作成されている。そこで、農業分野においても、農産物の機能性成分を高める技術等の開発を進めるとともに医学的エビデンスに基づいた食材生産から食品開発までの一貫した体制を整備し、将来急拡大が見込まれる健康・医療食市場の開拓を図る。
そこで、県内の農学、栄養学、医学系大学、食品企業、生産農家等によるコンソーシアムを形成し、健康・医療食の開発体制を構築するとともに、患者数が多く、食との関連が深い骨粗鬆症、腎臓病等を対象に、野菜、コメ、伊勢茶、かんきつ等の地域農産物に含まれる成分による予防効果を医学的に明らかにし、これらの食材を用いて健康・医療食を開発する。
●研究成果
低リン米