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平成21年01月27日

県内のサルの分布・移動域調査、イノシシ・シカの分布域調査

1調査方法

  1. イノシシ・シカ

    密度の代替指標として、狩猟者の出猟報告データをもとに、年間の出量回数に対する目撃頭数から、5kmメッシュ単位に出猟者1人1回あたりの目撃頭数を算出しました。

  2. サル

    群れのサルに電波発信機を装着し、移動状況を追跡することで、県内のサル群の分布状況を把握し、これを図示しました(H13、14年度に三重県環境森林部が実施した調査をもとに、現在、NPO、市町、その他が実施している調査データによる更新修正)。

2結果の概要

  1. イノシシ・シカ

    平成14~17年の4カ年における目撃率の平均値を5段階に分類し地図表示すると、イノシシでは志摩半島から伊賀地域にかけての県中央部が、シカでは伊賀地域から鈴鹿山脈にかけての脊梁地帯で目撃率が高くなりました。

    イノシシの目撃率地図シカの目撃率地図

  2. サル

    未調査の群れも多数あると推測される、行動範囲が推定できた群れだけでも三重県内 には70~80程度の群れが存在します。

    県全体のサルの群れの遊動域 北勢地域伊賀-南勢伊賀-鈴鹿伊勢志摩紀北紀南

    また、サルの群れの人慣れの程度調査結果では、かなりの群れが「人を見ても逃げない」など、人慣れが進んでおり、早急な対策が必要と言えます。

    サルの群れの人慣れ程度

本ページに関する問い合わせ先

三重県 農業研究所 〒515-2316 
松阪市嬉野川北町530
電話番号:0598-42-6354 
ファクス番号:0598-42-1644 
メールアドレス:nougi@pref.mie.lg.jp

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