試験研究内容(果樹部門)
1. ブドウ新品種の選定
伊賀地域はブドウの産地として知られており、これまで赤色系統の安芸クイーン、緑色系統のシャインマスカットなどが導入されています。
消費者のし好の多様化のなか、色のラインナップを増やしたい、大粒の品種がほしいなどの様々な要望を受けて、国で新しく育成された品種の中から伊賀地域の産地戦略に適する新品種を選定しています。
「巨峰」 | 「安芸クイーン」 | 「シャインマスカット」 | 「クイーンニーナ」 |
伊賀地域の産地を担う品種 |
2.無核ブドウの高品質果房生産技術や省力栽培技術の開発
導入が進んでいる「シャインマスカット」や「クイーンニーナ」などの無核品種における高品質果房生産技術や省力栽培技術を開発しています。3. 根圏制御栽培法を用いたブドウ栽培技術の確立
根圏制御栽培とは、栃木県農業試験場がニホンナシで開発した省力・早期結実・多収、高品質果実生産を可能とする技術で、シート上に盛土して苗木を植え、自動潅水装置で水分を制御して栽培します。伊賀農業研究室は、ブドウ栽培に根圏制御栽培法を取り入れ、データ蓄積や各種試験を進めています。
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